2014J2#39 東京V0-0札幌@味の素スタジアム

 受けにも来なければ、裏を狙うでもない。この期に及んで走らないというのは、どういう了見なのか。相手は取れそうだと見るや6人も7人もボックスに殺到してきた。こちらはせいぜい2人だ。必死さが足りなかった-そう指弾されても反論はできまい。
 プレーオフなんて現実的じゃない、そう思っているから全力を出せないのだ。この状況を招いたのは誰のせいなのか。そう思えば今の位置は望外であるはずなのに、戦えない。いくら有能な指導者でも、積み重ねてきた甘えの体質を一掃するのは容易ではない、ということだろう。こんなメンタリティでは、間違って上がっても今までと同じことを繰り返すだけだ。ならば血を入れ替え、徹底的に考え方を叩き直すしかない。
 まさか応急措置のつもりでバルバリッチを呼んだわけでもあるまい。今が大事じゃないわけではないが、札幌がこれからも続いていくためには、選手を甘やかし、サポーターに甘やかされてきたクラブの抜本的な改革が必要だ。経営陣にその気がないわけでもないだろう。遅きに失したにしても、すべきことはやっていかなければならない。

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2014J2#38 札幌2-0湘南@札幌ドーム

 湘南がボールをつないでくる狙いは恐らく、それで崩し切ることではなく、敵陣に人数を送り込んだ上でのネガティブ・トランジションで奪い返してのショートカウンター。相手にしてみれば、そこを抜けてしまえば広大なスペースを享受できるが、それをできるチームがこのカテゴリーに存在しないことが、彼らが猛威を振るった要因だろう。
 札幌とてご多分に漏れず、すぐ奪い返されるか、勝手に焦って自主的に返却するばかりなのはやる前から明らかだったし、実際にそうだった。だからどんどん敵陣に放り込んでいったのだろうし、都倉と相手CBの能力を考えれば何かしらのチャンスはできる、と考えていたはずだ。望ましい方法ではないにせよ、人的資源を生かし切る、という点では極めて適切な戦略だった。
 また、先制して余裕ができたせいか、途中からはハイプレスを外してのハーフカウンターも見せられるようになり、ランやポジションチェンジを使って何度か決定機もつくった。守備陣の応対を見てもきちんとボールや人にいけていたし、回させて引っ張り込んで裏を突く、という狙いもチームとして共有されていたようだ。
 珍しくゲーム運びも見事で、相手が攻め疲れてプレスを緩めた途端にボールを回しだし、両センターハーフも押し上げて相手を動かしながら、きれいに穴を開けて追加点を奪った。この上里のゴールも先制点もシュート自体が素晴らしかったが、偶然そうなったわけではなく狙い通りのプロセスを経たもの。的確な分析と指示の賜物だろう。
 今季のベストゲームと言っていい内容だが、それでもまだ雑なパス、意図の見えないプレーが多く、ピンチの多くは自分たちのミスから招いたもの。決めるべきところで決められないのも相変わらずだった。そう毎回毎回スーパーゴールは決まらない。次に向けて気を抜くことなく、修正すべき点は厳しくやっていかなくてはならない。

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2014J2#37 富山0-2札幌@富山県立総合運動公園陸上競技場

 前半は引いた相手に横パスを回すばかりで、チャレンジがほとんどなかった。クサビを入れたところで足が止まるのも相変わらず。指示がなくても、後半のような裏へのダイアゴナルランぐらい考え付くようでないと、いつまで経っても進歩はないだろう。また、ゲームを通してラストパスやそのひとつ前のプレーの質が低すぎたのも苦しんだ要因だ。
 また、相手が出てきたときにズルズル下がり、勝手に焦って適当に蹴って拾われて、さらに波状攻撃を浴びる試合運びの拙さも変わっていない。カウンターがハマったから良かったが、それがなければ最悪の結果を招いていてもおかしくなかった。相手に何ができるのかを正しく把握していれば、そんな状況に陥るはずがない。攻守ともに頭を使えるようになる必要がある。

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2014J2#36 札幌0-2千葉@厚別競技場

 立ち上がりこそ千葉のフォアチェックに面食らって蹴るだけだったが、途中からはアウトサイドを経由することで相手を動かして中を空けながらビルドアップができていた。ある程度オートマティックに運べたので都倉が孤立することもなく、主導権を握っていただけに、奈良の状況判断、金山のポジショニングとミスが重なって失点したのはもったいなかった。守備以外の戦術を持ち合わせていない相手が、先制してさらに引いたことで、それでなくても精度の低い札幌の選手の技術やコンビネーションが余計に通用しなくなる事態を招いたからだ。
 ベンチもミスを犯した。後半から出てきた内村は、切れも運動量もなく、メンバーに入れたこと自体を疑問視せざるを得ない出来。当然、1人減ったに等しい攻撃は停滞し、2点目もミスで失ったところで、ゲームオーバーとなった。
 内容は悪くなかった。ただ、最後のところで有効なプレーができないのも、プレスをかわし切れないのも、技術や判断力がないからだ。こればかりはあと6試合以内に劇的に改善されるものではない。だからといって、付け焼き刃で蹴って走るだけの心臓と肺しか使わないプレーをしても何も得るものはない。こういったゲームを個々がどう考えて向上につなげられるかで、将来が決まってくるだろう。

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2014J2#35 水戸0-0札幌@ケーズデンキスタジアム水戸

 球際に厳しくこられると慌てふためき、闇雲に蹴るばかり。何も変わっちゃいなかった。動いてパスコースをつくる、スペースを使う…2年近く目指してきたのではなかったのか。
 言われたことを必死にやっているだけでは、上は見えてこない。各々が相手をどう攻略するか考えて、周囲にメッセージを送らなければならない。このゲームから伝わってきたのは、せいぜい「都倉頑張れ」程度。しかも都倉が必死に戦っているのに周囲は助けに行こうとしないのだから、呆れるほかない。
 チームプレーを放棄して、どうして勝てるのか。監督はプレーできない。現実に即して判断しなければならないのは選手だ。サッカーを始めて3日、というわけでもあるまいし、いい加減、指示待ち、人任せから卒業しなければならない。

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2014J2#34 松本1-2札幌@松本平広域公園総合球技場

 前節見せた姿勢はそのままにポジショニングの柔軟性が増し、ボールサイドに圧力をかけて次から次へとボールに襲い掛かることで、前半に限っては(元々そうであるにせよ)相手に蹴る以外の選択肢を与えていなかった。ただ、単純なロングボールについては簡単に跳ね返せていたが、クロスに対してボールウオッチャーになる場面が多く、支配している割にはピンチは多かった。また、素早く運ぶのはいいが走りが全く追いついておらず、サイドにばかり集まって中央が足りなくなる悪癖も相変わらず。セットプレー以外は、せいぜいチャンスの芽どまりだった。
 後半立ち上がりに気の緩みから失点すると、ズルズル下がるばかりで、的確なベンチワークがなければ早々に追いつかれ、逆転されていたはずだ。菊岡が間で受けてタメをつくり、味方が動き出す時間を稼ぎながらスルーパスを再三繰り出したことで、ある程度チームに落ち着きが戻り、相手が出てくる足を鈍らせることに成功した。交代の時に明確な指示があってのことだろう。日高こそ運動量もボールへの関与も少なく、疲弊した前線の助けになれなかったが、メッセージをピッチ全体にはっきり伝えられる交代策はこれまではなかったものだ。
 ただ、大幅に良くなったように見えるが、その実、当たり前のことをやっているにすぎない。言われたことを忠実にこなしているだけで、ピッチ上で状況を見てゲームをコントロールするのには程遠いし、動き出しに合わせているだけいいがロングボールが多すぎる。裏返せば山ほど改善点があるのに、これだけ相手を苦しめられているのだから、もっと良くなるはずだ。そのためには選手がもっと考えてプレーするしかない。

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2014J2#33 札幌3-1岡山@札幌ドーム

 ボールを奪いにいく姿勢はあった。それだけで相手が慌てふためいてくれるのだから、それを怠っていたことで今まで自分たちがどれだけ損をしてきたのかが身にしみただろう。また3バックにしてアウトサイドを押し出したことで両ストッパーの前にスペースができ、とりわけ奈良の機動力と前への強さが生かされて高い位置でのボール奪取が増えたし、ビルドアップにも厚みと変化を加えていた。
 ただ、姿勢とインテンシティーを改善しただけでゲーム運びが楽になったのはここが2部だからだ。アタッキングサードでのフォローが相変わらず薄く、決定機を作るのにも難渋しており(実際ゴールは相手のミスと個人技とカウンターだった)、スペースを見られない上里と宮澤が並ぶバイタルエリアはすぐ穴が開く。中原が攻守に走り回っていたが、加えて両センターハーフがもっとダイナミズムを発揮しないと、早晩手詰まり状態に戻るだろう。
 やっと、フットボールを名乗っても許される最底辺に戻っただけだ。一つ勝ったぐらいでいい気になっていれば、またどん底に突き落とされることを、忘れてはならない。

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2014J2#32 群馬3-0札幌@正田醤油スタジアム群馬

 相手から逃げ、耳の痛い指摘から逃げ、どうせサポーターの怒りにも耳を塞いで逃げるのだろう。罵り、嘲る価値もない。フットボールをボイコットするだけの覚悟があるのなら、大いに結構。次はフットボールにボイコットされる番だ。

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2014J2#31 岐阜1-1札幌@長良川競技場

 何もしていないが、セットプレーの守備が穴だらけなのに気前よくファウルしてくれた相手に救われた。
 新監督にメンバーに選ばれて安心したのか、苦手なことばかりトレーニングさせられて疲れたのか知らないが、こんな腑の抜けた試合を繰り返すことは許されない。もう一度やったら、それは終焉と同じ意味を持つことになる。
 トレーニングを見る限り、バルバリッチの組んだメニューはこのチームが抱え続けている甘さを、反論の余地がないほど、残酷なまでの正確さで抉り出している。つまり、できなければ選手の責任、ということだ。もう逃げ道はない。

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2014J2#30 札幌2-1長崎@札幌ドーム

 立ち上がりは、全体に縦への意識が高く、無駄な横パスを入れずにゴールに迫ることができており、2列目からの飛び出しも数多く見られた。とりわけ中原はいるべきところにいない前田が空けたバイタルエリアに入り込み、前線の人数を確保しながら、技術を生かしてポイントをつくっていた。ただ、早々に2点取ったこともあってか、その姿勢が30分も続かない。2カ月前のビデオを見るかのようにただ下がるばかりになり、中原のスペースを見つけ出す目もディフェンディングサードでばかり-しかも自陣ボックス内で数多く-貢献することになった。
 苦しくなると無責任なプレーが頻発する札幌らしさも存分に発揮され、おなじみの前田や宮澤に加えて、このゲームでは上原拓もその仲間入りを果たしてチームを窮地に追い込み続けた。特に左サイドバックは序盤から集中を欠いたポジショニングと雑なキックでピンチの芽に栄養を与え続け、しまいには味方にどやされる体たらくで、代えられなかったのが不思議なぐらいだった。
 誰が肝心なところで必要なことができるのか、逃げ出そうとするのか-。ある意味、新監督には十分な材料が提供されたはずだ。あまりの心と頭の弱さに頭を抱えているかもしれないが。長く続いた不可解な選考基準が改められるのなら、見納めになる者も出てくることだろう。そうなりたくなければ、すべきことをし続けなければならない。

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