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2014J2#25 北九州2-0札幌@北九州市立本城陸上競技場

 よほど理解力のない選手ばかり集めているのでなければ、監督の差ということになる。ボールを動かしながら相手をずらし、空けたバイタルエリアを使う。すべきことをしていたのは北九州だった。そこに明確な戦術的指示があったことは想像に難くないし、ことごとく後手を踏んだアウェイチームの側に存在しなかったであろうこともまた然りだ。
 いよいよもって限界が見えてきたようだ。コンビネーションプレーを加速させる術を持たない(そもそもの構築も怪しいが)から、試合を追うごとにパワープレーの時間が増えてきている。指導者を育てる、なんてお題目を唱える前に、それに値する能力があるかどうかをシビアに査定する必要がある。1年半分、材料はたっぷりあるはずだ。
 特定の選手に固執しているかのようなメンバー選考や、ここ最近の、自分の心の乱れがそのままチームパフォーマンスの混乱に結びついている様を見る限り、落第点に近づいてきているのではないか。とりわけパーソナリティーの不足と選択肢の少なさは致命的だ。
 もちろん、選手が悪くないわけではない。走れないウェザーコンディションでもないのに相変わらずダイナミズムが足りず、シュート数のアリバイ作りのように無為なミドルばかり打ったり、ボールタッチばかり多くて相手が戻る時間を稼いであげた挙句、それを崩すための有効なチャレンジはほとんどない。パーソナリティーが足りないのはこちらも同様だ。まともなのは奈良ぐらいだろうか。
 小野が近くに来ただけで必ずパスするのに至っては、「何も考えていない」と主張しているに等しい。彼を飛ばせば誰かフリーかもしれない。ひょっとしたら相手の注意がそれて抜けるかもしれない。(恐らく小野以外は)誰一人そう考えているように見えないのでは、目指すフットボールなど無理だ。小野も困り果てていることだろう。「なんてところに来てしまったんだ」と後悔しているかもしれない。仮に周囲が「伸二さんなら何とかしてくれる」とでも思っているのなら、別の道を探したほうがいい。
 チームとして何を目指しているのか、クラブ全体でもう一度確認する必要がある。たった一度の、コンセプトを外れた成功体験に現場の長が寄りかかっている現状が正しいものであるはずがない。元の道に戻らなければならない。ご近所の野球チームのように、スターシステムに乗っかって話題になってさえいれば満足、というのであれば、パトロンも広告宣伝費という名の赤字補填もない我々は、無残な末路をたどることになるだろう。

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