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2014J2#23 愛媛2-3札幌@ニンジニアスタジアム

 猛暑日だからといって、走らなくていいわけではない。ゴールに向かうランが皆無で、足元ばかりでノロノロ繋いで相手が待ち構えているところにクロスを放り込むばかりでは、点が入るはずもない。常に同じリズムで、全くチャレンジをすることなく楽な方、楽な方にばかり逃げ続けるのでは、どこかの国の代表チームと一緒で何も生み出すことはない。
 走り続けるのは無理でも、どこかで仕掛ける時間帯をつくる必要は絶対にある。コロンビア人やウルグアイ人なら言われなくても肌身に染みついているのだろうが、ペースチェンジはワールドカップの例を引くまでもなく、日本人の最も苦手とするところ。それでもやらなければならないのが、涼しいところから来ている我々だ。そのスイッチを入れるために小野を獲った、という側面もあろう。その観点からすれば小野も失格、ほかの選手は言うに及ばず、だ。ベンチも負けているのに逆転を狙うような交代ではなく、いつも通りのパターンを繰り返すばかり。追いつくだけで満足、というメッセージをピッチに向かって強調したようなものだった。
 そう。逆転できたのはラッキーにすぎない。相手が空中戦にもセットプレーにも弱かったから、しかも同じフェイントに立て続けに引っかかるようなサイドバックがいたから、たまたま点が入ったにすぎない。派手な展開に騙されてはいけない。本来ならソンフンを入れる前に追いつき、追い越していなくてはならなかったのだ。
 そもそも、自分たちのプレーを長い時間できないことがわかっている以上、下らないミスは御法度のはず。それをセンターバックが繰り返している時点で、苦戦は約束されたようなものだった。櫛引は前節も寄せ切れずに失点を招いているし、このゲームでも対敵動作を誤って失点、その上自分からパスコースを限定するような受け方をするものだから、片っ端から読まれてボールを失い続けていた。プレーのクオリティが何も考えていないパウロンと同等では、能力ではるかに上回る彼の回復によって出番がなくなるのは間違いない。少しは奈良を見習って、質を上げることを考えなくてはならない。

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