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2013J2#38 京都2-0札幌@西京極総合運動公園陸上競技場

 すべてにおいて、下回っていた。極めて論理的な結果と言うほかない。入り方からしてそうだった。前線からハイプレスを仕掛けてきた京都に対抗するどころかズルズル下がり、前田や内村が何とかしようとするのを後ろで口を開けて眺めているばかり。細かく動いて常にパスコースを確保していた相手選手とは大きな差があった。球際でも厳しく寄せて体を投げ出すことも厭わなかった京都に対し、こちらは人数だけはいてもアリバイディフェンスに終始し、簡単に突破される。とりわけ奈良はプレスの標的にされたことで怯んだか、軽率で無責任なプレーを繰り返し、相手に好機を提供し続けた。この状況で戦わず、集中もできない連中に昇格とか口走る資格はない。
 ベンチの差も明らかだった。5カ月前には少なくとも内容では上回っていた。それがここまでの差になったのは、すべきことを変えず、明確に選手に伝えて動かせる大木監督と、やれフェホだ、ビンだと方向性を見失い、ブレまくって折角進むべき道を見出しかけたチームを凡庸極まりない集団に戻してしまった財前監督の力量の違いが反映されたものだ。このゲームでの交代策も内村をサイドにしてみたり、唯一可能性を感じさせていた前田を早々に引っ込めてみたり、全く意味の分からないもので、入った選手の体たらくを見ても適切な観察に基づいたものであるとは思えない。特に功を焦るばかりで自分の力量も周囲の状況も全く見えていないブラジル人にいまだ見切りをつけないのは不可解以外の何物でもない。28歳の選手が、使えば育つ、というものでもあるまい。
 残り4試合を、どう使うのか。どうせ「まだ可能性はある」との錦の御旗の下にこれまで同様のデタラメなゲームを繰り返すのだろうが、それでは来年も同じ結末になるだけだ。方法論を整理し直し、戦力を見極めなければならない。こんなゲームでも戦い抜いたのは誰か、自分のことしか考えていないのは誰か、頭を使える(使えない)のは誰か…。次への戦いは、もう始まっている。

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