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2013J1#11 仙台2-1大宮@ユアテックスタジアム仙台

 アプローチ、ネガティブ・トランジション、のちリトリート。この3語で言い表せる。つまるところ、互いに負けないことしか考えていなかった。前後半ともに同じような展開で、違ったのは前半に引いていたのが大宮、後半が仙台だったところだけ。引くなら引くでドルトムントばりの強烈なコレクティブ・カウンターでも繰り出すのならともかく、ただ前に蹴るかノロノロ繋いでサイドに逃げるばかりで偶然が起こることに期待するだけ。攻撃陣がいないレアル・マドリーの紅白戦でも見ているようだった。
 2度の偶然をモノにしてリードした仙台はともかく、大宮に何の芸もなかったのは不可解だった。ポジションチェンジもフォローもないスタティックな展開を延々と続けるだけで、しまいには、絞って受けてオーバーラップを促したり効果的なパスを配給するなど最も効果的だった渡辺を代えて放り込みに走る始末。このゲームを見ただけでは、このチームがここまで負けなかったのは単に相手の質が低かったからだと考えざるを得ない。守備の意識は徹底されているが、攻撃の連動性や意思疎通が皆無だったからだ。21試合?それがJリーグのレベル、ということか…。

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2013J2#13 北九州1-2札幌@北九州市立本城陸上競技場

 ターンオーバーの甲斐あって、攻守ともに運動量は十分。また、深井や神田がどんどん間に顔を出してボールを引き出したことで(勝手知ったるメンバーだったこともあろうが)攻撃にダイナミズムが生まれ、オーバーラップを見せることで仕掛けも有効になる。とりわけ神田は2か月前とは別人のようなハイパフォーマンスで、打開力を見せつけた。荒野も前節に続き高い技術でポイントをつくるのみならず、積極的な飛び出しで奥行きももたらしていた。
 ただ、失点の場面はシュート自体は防ぎようのないものだったにせよ、先制後に明らかに受けに入った時間帯に食らっている。クロスに対してボールウオッチャーになる場面も再三あった。もう何度も同様の失敗を犯しているのだから、いい加減覚えなくてはならない。
 悪くない内容だっただけに残念だったのは、前線で攻守に体を張って味方を助けていた横野の負傷交代。札幌との気温差を考えれば全体に運動量が落ちてくることが想定できる中、走らない前田が入ったことで、ただ耐えるだけのゲームに変わってしまった。それでもボールが来た時に何かしてくれればまだしも、何に酔っているのかキープにならないキープや受け手への配慮が全くないパスを繰り出すばかり。全試合に出て、まともなプレーをしたのが何回あったというのか。
 代わりに前線で追い回し、フォローに奔走した荒野や岡本、再三好カバーを見せた松本らの奮闘がなければ、結果はどうなっていたかわからなかった。放り込むだけの相手に助けられたことも否めない。選手のチョイスがベンチの専権事項なのは言うまでもないが、他の選手に過重な負担を強いてまで拘るに値するものなのか、考え直すべきだ。
 それでも、多くの選手に経験を積ませながら層を厚くし、内容を伴ったゲームも出てきたことは、現時点においては評価できる。自信をつけつつあるように見える若手もいる。道が見えてきたようだ。

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