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2013シーズン総括(GK&DF編)

GK#1 曵地 裕哉
 ハイボールの処理やスロー、キックの使い分けの判断など基本技術ができているところを示し、プレゼンスもあった。ライバルの体たらくを考えればそれだけでも十分だったはずだが、ポジションを与えられる度に故障を繰り返し、恐らくホスンとの比較で再契約を見送られた。何が足りないのかは本人が一番痛感しているだろう。新天地での活躍を祈りたい。

GK#30 杉山 哲
 状況判断からキックまで全ての質が低く、キーパーが犯し得るあらゆるミスを犯して観客を絶望させ続けた。その数がせめて半分であれば、チームは少なくとも、もう1試合はできていたはずだ。

DF#2 日高 拓磨
 中央のカバーなどサイドバックの基本に忠実にプレーしながら、ポジションを崩してでも積極的にボールを奪いにいき、攻撃にもよく絡んだ。クロスの精度も向上し、ボックスに飛び込む場面もしばしば。速さと量だけの選手からランクを上げつつある。警告もプレーの波も少ない安定感は特筆に価するレベルだった。

DF#5 チョ ソンジン
 前でインターセプトを狙う姿勢と展開力、クサビの意識がチームにマッチし、パウロンの故障もあって定位置を奪った。身体能力だけならパウロンはおろか奈良にも劣るが、それを自覚しているのでハイリスクなプレーが少なく、後ろも横も不安な最終ラインに安定をもたらした。セットプレーでの決定力があればより良かった。

DF#14 上原 慎也
 攻撃では速さと突破力、それを90分間繰り返せる能力を遺憾なく発揮し、セットプレーのターゲットとしても優秀だった。課題は守備面。相変わらず対敵動作もポジショニングも怪しいままで、再三相手の標的になっていた。カバーリングの意識も低く、彼が与えたファウルからの失点も多い。現状でこれだけできるのだから、もっと頭を使えるようになればバラ色の未来が広がってもおかしくはない。あとは本人の自覚ひとつだ。

DF#23 奈良 竜樹
 ユース時代から多かった集中を欠くプレーが減らず、試合を通してそんな状態の時も散見された。まだ実質3年目であることを考えれば酌量の余地はあるが、ひとつミスをすると負の連鎖に陥りやすいメンタルの甘さは改善する必要がある。また、高くて速いというだけでポジションが保証されていたことに甘え、プレーが雑になってはいなかったか。フットボールを覚えなければならないのはDFもMFも同じだ。最終盤にチームが安定してきてからはソンジンとの連携も向上し、安定したプレーを見せていたので、それを忘れないことだ。

DF#25 櫛引 一紀
 開幕からそれなりの出場機会があったにもかかわらずインパクトを与えられず、メンバーからも消えていたが、最後に再び出番を得るとスピードを生かしたインターセプトやカバーリングでハイパフォーマンスを見せた。これは彼が出られなかった期間も腐ることなくトレーニングに励み、完璧に準備を整えていたことを示している。来季もポジション争いは「横一線」ではないかもしれないが、この姿勢があれば必ずチャンスは来るだろう。

DF#27 松本 怜大
 サイドバックとしてどこを取っても平均以上だが、突き抜けたものを持ち合わせていないのがポジション争いに敗れた一因であろうことは気の毒ではある。ただ、出られなくなってから迷いが出てきたようで、たまの出番にミスが多い不安定なプレーに終始してチャンスを返上し続けたのは本人の問題だ。最終ラインの一員として堅実で、質も量もキックも悪くない。ビルドアップやサイドチェンジといった上原にない武器も持っている。高いレベルの競争ができるように、まずは心から立て直さなくてはならない。

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