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2013シーズン総括(チーム編)

 ターゲットはプレーオフ圏であり、結果についてはほぼ及第点といえよう。ただし、前体制の4年間にわたる出鱈目なマネージメントによりゼロどころかマイナスからのスタートを強いられた序盤戦はともかく、シーズンも半ばを過ぎてある程度の方向性や共通意識が見え出してきてから新戦力を強引に組み込もうとして失敗し、勝ち点を無駄に失っていなければ楽にミッションは達成できていたはずだ。
 正しいポジションを取ってボールにチャレンジし、奪えばランやポジションチェンジでスペースを作り出してアタックに移る、というコンセプト自体は財前監督の下でプレーしたことのある選手が多かったこともあり、割合早く浸透したといえる。ただ当初は教科書通りのプレーに終始することが多く、経験の浅い選手ばかりで余裕もないので、ある程度のゲームはできても失点すると下を向いてペースが落ちたり、逆に先制して極端に受けに入って失ったゲームも多かった。集中を欠いたミスが出るのも相変わらずで、あまりにコロコロ変わるメンバー選考が選手にプレッシャーを与え、それに拍車を掛けたことは否めない。
 選手の見極めを「競争」「コンディションのいい選手から使う」というお題目で糊塗していた側面もあろうが、いずれにせよゲームで残したものをトレーニングでの結果が上回るのは、よほどの事情がない限りあり得ないことで、その多くが失敗に終わった以上はいいやり方ではなかった、ということだ。
 その最たるものが、三上をトップに据えて攻守ともに素晴らしい連動を見せ、大量得点を奪った数試合の後にフェホと入れ替え、あっという間に機能性を失った10試合ほどだろう。しかも、ここだけは国籍へのリスペクトかフロントへの配慮か頑固に代えないものだから、前線からの守備が消え失せ、コンビネーションもなくなり無闇に蹴るだけになってしまい、ブラジル人に見切りをつけたころにはチームは1年前のような絶望的なクオリティーに戻っていた。結果的に上位も失速したことでチャンスが復活したとはいえ、プレースタイルを見ればチームに合うはずのない選手に、あまりに多くの時間を与え過ぎたことは指弾されても仕方あるまい。
 ただ、そこを脱してからは徐々に一本調子なプレーが減り、状況を見ながら頭と足を使い、自分たち主導でゲームを運べるようになってきた。砂川や河合らベテランの存在はもちろんだが、3月にはヒヨっ子同然だった若手が真のフットボーラーに一歩一歩近づいてきたことと、クラブが一貫した方向性で続けてきた育成が実を結びつつあることの証左でもあろう。今季は数試合間に合わなかったが、来季はこのパフォーマンスをシーズンを通して続けなくてはならない。実現できれば目標はぐっと近づくはずだ。

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