« 2013J2#24 東京V2-1札幌@味の素スタジアム | トップページ | 2013J2#26 札幌3-0鳥取@札幌ドーム »

2013J2#25 松本2-4札幌@松本平広域公園総合球技場

 引いて中央を固めることしか考えていない相手に対し、最初こそ時間をかけた挙げ句にサイドに「誘導」されて可能性の低いクロスを放り込むばかりだったが、徐々に三上と内村の動き方、受け方が整理されてきて中央でポイントをつくれるようになると、ポジションにとらわれずいい距離感でトライアングルを形成しながらショートパスと2~3メートルの動きを個々が繰り返して相手が付いてこられないレベルでボールを動かせるようになった。そのまま崩してもよし、開いてまた基点をつくってパスワークで崩してもよし、と完全にゲームを支配して奪った後半の3ゴールは極めて妥当なものだった。
 これだけ近い距離で人が集まってプレーできていればネガティヴ・トランジションも容易になる。再三にわたる前線でのボール奪取はその証明だ。誰も骨惜しみすることなくボールにアタックし、そのままゴールに向かう。これこそが、いま世界のトップで行われているプレーの意識レベルだ。忘れてはならない。
 ただ、それだけに最終ラインの無様さも際立った。奈良は再三にわたって集中を欠いたプレーで相手にチャンスをプレゼントしていたし、杉山に至っては1度決定機を止める間に3回ぐらい隙を見せた。2点目のシーンなぞ、横パス1本で相手を外したのも問題なら、シュートが来ることを全く予測していなかったキーパーは論外だ。30歳を超えた選手がこれだけ同じ過ちを犯し続けるようでは、もはや代えるしかあるまい。だいたい(このゲームに限ったことではないが)それ以外にも判断ミスのオンパレードではないか。これならアキレス腱を切ったままのホスンの方がまだマシだ。
 前の方は、だいぶん方法論が見えてきた。それをできる人材も多くいる。前節のように用兵を誤らなければ、ある程度のクオリティーは保証できるレベルまできているのではないか。あとは、ゲーム運びの安定性を身につけることだ。状況を見て回す、行くところは行く、行かないところは行かない。ゲームコントロールができるようになれば暑かろうが寒かろうが影響を小さくできる。最終ラインをカバーすることにもつながるはすだ。もちろん後ろが不安定でいいはずはない。前線と同様、最適な組み合わせを模索し続ける必要がある。奈良や杉山に胡坐をかかせることがどれだけ危険なのかは、すでに証明されているはずだ。

|

« 2013J2#24 東京V2-1札幌@味の素スタジアム | トップページ | 2013J2#26 札幌3-0鳥取@札幌ドーム »

Consadole2013」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155838/57832432

この記事へのトラックバック一覧です: 2013J2#25 松本2-4札幌@松本平広域公園総合球技場:

« 2013J2#24 東京V2-1札幌@味の素スタジアム | トップページ | 2013J2#26 札幌3-0鳥取@札幌ドーム »