« 2012年4月22日 - 2012年4月28日 | トップページ | 2012年6月10日 - 2012年6月16日 »

EURO2012 Group stage#1(6/08)

Poland 1-1 Greece
 ドルトムントの3人による右サイドのコンビネーションや個人能力こそ脅威を与えていたが、それ以外は前半から特に見るべきもののなかった開催国。後半早々に追いつかれると、1人失っていたこともあってスペースを消しに来た相手に気ばかり焦って足が止まり、バランスが崩れた状態でボールを失っては縦パス1本で裏を取られまくる悪循環に陥る。挙句にシュチェスニが退場したとあっては、2点目を取られなかっただけ良かった、と思うしかないか。ギリシャも似たりよったりで、F・サントスの積極的な交代策と相手の自滅に救われた、といったところだろう。

Russia 4-1 Czech Rep.
 ロシアにとっては、思い通り過ぎるぐらいの内容だったろう。立ち上がりから出てきたチェコをいなしながら早々にカウンターで2発ぶち込んだ後はスペースを消しつつペースを落とし、終盤には相手が攻め疲れたところを見計らって回しながらトドメを刺す。もしケルザコフが面白いように外しまくっていなければ、大変なスコアになっていたかもしれない。
 チェコは人数をかけて攻めていたにもかかわらずネガティヴ・トランジションが遅く、プレスにいくでもリトリートするわけでもなかったのでガラ空きのバイタルエリアをアルシャヴィン、ザゴエフをはじめとするロシアの中盤に好き放題使われ続け、ボールしか見ていないから2列目からの飛び出しには誰もついていけない。致命的な失点を重ねたのも道理だ。それでも、テクニシャンを揃えた中盤の丁寧なビルドアップからピラシュやゲブレ・セラシエが生きのいいサイド突破を繰り返した攻撃はなかなか魅力的で、フィニッシュにつなげるには質量ともに全く足りなかったバロシュにクサビが入った時のサポートやラン、あまりに雑すぎた守備を残り2試合で改善していけば、トーナメント進出は堅いだろう。ロシアについても同じことが言えるが、それだけ残りの2チームとの力の差は大きいようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なでしこリーグ2012#8 スペランツァFC大阪高槻0-2日テレ・ベレーザ@帯広の森陸上競技場

 [4-1-4-1]の形で低い位置にブロックをつくってきた高槻に対し、ベレーザはキープこそできるものの、縦パスを入れても常にストッパーとアンカーにトップが挟まれる形でなかなかポイントができず、また後ろで持っている時に前に4人いる形を取っていたが、その4人が相手の守備者の傍からまったく動かず、ボールを引き出す動きをしなかったことでむしろ高槻の最終ラインに守備の基点を与えているような状態。ベレーザのベンチが早々に小林を投入し、修正を図ったのは当然かつ適切だった。
 小林はまさに「生きた手本」。中盤に引いたり裏に出たり、幅広く動いてボールを受ける動きをすることで、伊藤、原ら周囲の流動性まで引き出した。もちろん、小林の動きに対応してそういうプレーができるのは彼女たちのインテリジェンスの高さの証。ベンチがいくらケツを叩いても、できる頭がなければそんな芸当はできない。
 それでも、高槻はクロスに好対応を見せていた奥田、両ストッパーの前で巧みにパスコースを消し続けた亀岡を中心に支配されこそすれ、決定機は与えていなかっただけに、横パスのミスから先制点を失ったのは痛かった。攻撃面では左SB浜田の突破や、2列目からの飛び出しなど、ところどころに見るべきものこそあったが、あくまで個人による単発で、例えば浜田が上がれば左SHの丸山はステイ。トップの選手は孤立し続けていたし、スコアが動いてもなお、守備時に穴をつくらないことを最優先していたのは明らかだった。戦略的にどう攻めるのかまでは手が回らなかったか。
 ゲーム中に色々なポジションに回っても破綻なくこなせる戦術能力の高さや、個々の技術力。規律を遵守する姿勢も印象的だった。「世界一」の代表チームを持つ国のリーグにふさわしいものを見せてもらった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年4月22日 - 2012年4月28日 | トップページ | 2012年6月10日 - 2012年6月16日 »