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EURO2012 Quarter-finals(6/23)

Spain 2-0 France
 スペインは終始中盤のスペースを徹底的に消されたが、早い時間にシャビ・アロンソの飛び出しという予想外のオプションを繰り出して先制すると、無理せず回してゲームをコントロールし、アタッカーにボールが渡っても素早く圧力をかけプレーすることすら許さない。相手が攻撃的な選手を入れてくるのを見計らって裏に走れるペドロとフェルナンド・トーレスでラインを上げさせなかった交代策も適切だった。今までの彼らなら下らないミスから失点して自壊しかねないような緊張感のあるゲームを、集中を切らさず勝ち切ったところに4年間積み重ねてきた勝者のメンタリティーが根付いていることが見て取れた。これだけ対策されても結果を残し続け、まだ手の内を見せ切っていない底の深さ。やはり、本命はラ・ロハか。
 フランスは何もさせてもらえなかった。コンパクトに保った中盤で奪ってカウンター、という狙いは明確だったが攻めの人数が足りず、リベリは常に囲まれ、ベンゼマは孤立。周囲の選手は下手に出ていけば裏をやられる、という怖さに足を止められていたかのようだった。攻めに出なければならない終盤にはボールを追いかけ回し続けた足が止まり、ポジションに立っているのが精一杯、というありさま。圧倒的な差を実感することとなった。それでも、これが彼らの目指す形ではあるまい。大会を通して「工事中」という印象で、コンビネーションの拙さが目立ったが、若いタレントが顔を揃えるスカッドは魅力十分。もっと試合をこなして熟成していけば、スペインの域に足を踏み入れる可能性すら感じさせた。前向きな気持ちでウクライナを後にできるのではないか。

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