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EURO2012 Group stage#12(6/19)

England 1-0 Ukraine
 リスクを冒す必要のないイングランドは例によってボールを譲って中央を固める。その割には間に入られるとスペースが空いたり、簡単にクサビを入れられたり、あまり堅牢とは言いかねる守備だった。例えばカッサーノに同じようにされて、マルキージオが突っ込んできたら、崩壊は免れまい。ワールドカップの借りを返したかのような判定にも救われた。プレーすることを放棄して得られるものには限界があるはずだ。
 ウクライナは、ここまでも志向してきたボールを大事にし、サイドを使うことはしていた。ただカウンターを警戒し過ぎたのか後方からのフォローが薄く、前線でも縦横のポジションチェンジなどの動きが足りなかったことでゴール前に置かれたバスを動かすには至らなかった。いい突破も見せたが、プレー選択の甘さや精度の低さが目立ったヤルモレンコやコノプリャンカにとっては、ポスト・シェヴァの時代に向けていい勉強になっただろう。彼らを筆頭に若いタレントが揃い、規律もしっかり守られている。明るい未来を予感させる3試合だった。 

Sweden 2-0 France
 メクセス?透明人間の名前か?スウェーデン人か?散々マッチアップしているはずのミランの同僚のマークもロクにできず、それ以外にも集中を欠いたプレーのオンパレード。挙句の果てに要らないカードをもらって出場停止とあっては、いない方がチームにとって有り難いかもしれない。
 攻撃もテクニシャン揃い、と言えば聞こえはいいが、実態は足元から足元の各駅停車か、「通れば面白い」という名の意思疎通を欠いたパスばかり。相手のDFは俊敏性を欠いていたのだから、ちょっと走れば簡単に外せたはずなのに、彼らがそうした回数など片手で足りるはずだ。せめてベンゼマがストッパーを背負って引き付けてくれれば良かったのだが、彼も引いて受けて周囲と同じプレーをしたがるばかり。もっとも、ポストができるジルーが入ってもやり方が変わらなかったり、足元タイプばかり投入してジルーが10分しか与えられなかったところを見ると、ブランはスペインでも目指しているのかもしれない。奇しくも次はその本家。このゲームのようなプレーが続くなら、完成度と支配力の差を以て強烈なレッスンを受けることになるだろう。
 スウェーデンはほとんど守っているだけだったが、ヴィルヘルムソン1人が裏や斜めに走っただけでイブラが空く回数が増え、多少は攻撃できるようになった。ベテランの経験値のなせる業ではあるが、先発した誰かが真似できないほどのものでもあるまい。こんなところにもチームの完成度の低さが現れている。ついにエースを生かすことができたのが、最後の45分とは皮肉としか言いようがない。

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