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2010 FIFA World Cup South Africa:Group matches(6/11)

South Africa 1-1 Mexico
 メキシコは立ち上がりこそ相手の緊張もあって圧倒したが、徐々にメリハリのなさ-常に同じテンポでつなぐだけでチャレンジがない、前にスペースがあるのに横パスばかり選択する-に慣れられ、有効な攻撃を仕掛けられなくなった。ブランコが巧妙に前線でポイントをつくっていただけに、彼の投入が遅かったことが悔やまれる。対照的に南アフリカは緩急の変化を常に意識してボールを動かせていたので、攻めの回数は少なくても相手を崩せていた。ゴールはその正当な対価だ。ただ、サイドにまで人数を掛けられない攻めがフランスやウルグアイに通用するかはわからない。上に進みたければ、今一歩の厚みが必要だろう。守備でもライン間に広大なスペースがあり、相手のスローテンポに助けられた側面が大きい。よりコンパクトに、厳しくプレーしなくてはならない。

Uruguay 0-0 France
 双方とも、守備への切り替えの速さ、深い位置での集中力、それを90分続けたことにこそ見るべきものがあったが、そこにエネルギーを使い過ぎたようで攻撃はラスト10分のフランス以外は個人頼み。グループリーグでの力関係なども考えて敢えてリスクを冒さなかったのだろうが、せっかくの質の高い選手たちがバラバラにプレーし続けるさまを見ると、根本的にチームとしてのコンビネーションを志向していないようにも感じられた。フォルランやリベリを使いこなそうとしないとは、持たざる者からすれば何たる贅沢か。

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2010J2#16 草津1-1札幌@正田醤油スタジアム

 この時期に、この時間帯にスケジューリングすること自体に無理があるとはいえ、あまりに彼らはナイーブ過ぎた。
 前半は暑さを頭に入れて早めにトップに入れ、収まればフォローにいく、ということが戦略的にできており、守備でもいい形で数的優位をつくって相手のビルドアップをうまく制限できていた。
 ただ、後半に入って足が止まり、フォローにいけない状況でも前半でと同じやり方を続けたことは、札幌の選手が何も考えず、ただ言われたことを遂行すれば事足れり、と思っていることを浮き彫りにした。
 それを続けることで何をチームにもたらせるのか。他の選択肢はないのか。何がベストなのか。そういったものを思考の内に入れた形跡を一切感じさせず、彼らは蹴り続け、カウンターを浴び続けた。誰か1人でいい。ポゼッションしてゲームコントロールを試みる選手がいても良かったはずだ。本来ならその任を担ってしかるはずの交代選手ですら、何百分も走り続けてきたかのように「散歩」をするばかりで、何もチームに与えることができなかった。特に砂川と内村はそのために入ったにもかかわらず、ロスタイムの2分ぐらいしかプレーしていなかった。質を与えることができなかった上に、量も与えられない。ここまでのプロとしてのキャリアで何を考えてプレーしてきたのだろうか。経験を還元できないのなら、彼らの存在価値はない。
 結局、どの選手も質が低いのだ。同じ過ちを繰り返しても、その報いは生活に跳ね返ってこない。だから考えようとしない。頑張ったつもりになって満足する。客観的にみて、彼らがルーニーやプジョールほど頑張っているわけがない。ましてこの2人の技術力に比べれば、総合的な値はとてつもなく足りないことがわかるはずだ。
 自分たちが極東の小国の2部に相応しい、と思っているのなら、その的確な判断力をピッチで生かさなければならない。上があると思うのなら、もっとチームのために頭を使わなければならない。いずれにせよ、考えなくては何も発展しない。代表ですらできないことを、たかが札幌ごときの選手に求めるのは筋違いかもしれないが、それをするのがフットボールの楽しみのはずだ。

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