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2010J2#6 札幌1-1柏@札幌ドーム

 戦う、集中する―。確かにできてはいたが、称賛されるべきものでもない。球を蹴る以前の前提条件として、当たり前のことだからだ。いわばマイナスがゼロに戻ったにすぎない。
 ゲーム自体は、上里や岩沼にサイドチェンジの意識があったことで多少マシにはなったが、相変わらずどう組み立てて、どうフィニッシュにつなげるのかの共通意識がなくサイドに預けるばかりで、中の枚数が足りなかったりタイミングが合わない場面が大半だった。下らないミスがあまりに多いのも相変わらず。「前に入れば形になる」では、いつまでたってもこんな内容のゲームが繰り返されるに違いない。意図を持ったクサビを入れて、サポートに入ることを常に全員が意識する必要がある。特にトップ下で王様気取りで緩慢なプレーを繰り返し、相手のカウンターの起点になり続けた10番は猛省しなければならない。彼に求められているのは、相手を追い掛け回すことではなく得点するために走ることだ。そんなに自分のパスに満足なら、完璧なお膳立てをしてから足を止めればいい。たかだかチャンスにつながるパスを出しただけでスイッチを切るなんて、冗談じゃない。
 また、チーム全体が先制後に満足したかのように攻める姿勢すら見せなかったことは指弾されるべきだ。何回、同じ状況で痛い目に遭っているというのか。
 最終ラインも、前があまりに簡単にボールを失い過ぎたこともあったにせよ、ポジショニングや対敵動作に問題があり、再三危険なカウンターを浴びていた。それに、先制した後に下がり過ぎた。集中してよく対応はしていたが、常に目前に相手ボールがある状況を30分以上も続ければどこかで失点するのは仕方のないことだ。いい加減、「下がっていれば守りきれる」というような数十年前の発想は捨て、ゲームをコントロールする、という発想に切り替えなければならない。攻撃陣と一緒で、教訓がまったく生かされていない。
 このゲームを見れば、J2というリーグが最低限の(その中でも最低レベルの)ことさえすればある程度戦える、つまり、そこに上積みがあれば相当優位に立てる、ということがわかるはずだ。それを得るために、この2週間は極めて重要だ。攻守ともに課題は山積している。この6試合、良かったことなど何ひとつなかったのだから、すべてを改善しなければならない。

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