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2010 FIFA World Cup South Africa:Group matches(6/21)

Portugal 7-0 Korea DPR
 ブラジルという「教材」があった分、ポルトガルは戦略的に戦えた。徹底的にサイドを突いて最終ラインを広げ、前線の選手も横に動いてギャップをつくる。そこにラウル・メイレレスが突っ込んでくる―。これを執拗に繰り返した結果が先制点。後半開始早々の2点目ともども、理想的な時間帯に取れたことでゲームは決まった。あとは前がかりになってくる相手をいなして翻弄するだけ。トーナメント進出を考えても大きな数字を手に入れた。北朝鮮は序盤こそ積極的に上がるファビオ・コエントランの裏を狙ってチャンスをつくったが、そこに拘り過ぎた上、ホン ヨンジョがかかりっきりになったことで初戦でコンビネーションが機能していたチョン テセとの距離が広がってしまい、中央での脅威は半減した。相手の戦略に対応できなかった守備に関しても、元々そこまで望める選手の質も組織としての幅もない以上、致し方あるまい。自暴自棄になることなく、次のゲームもしっかり戦ってほしい。

Chile 1-0 Switzerland
 チリのパスワークを封じるべくスイスが仕掛けた猛烈なプレス合戦を、突然終わらせたのはあろうことかレフェリー。ブブゼラに対抗するかのように立ち上がりから笛を吹きまくり、仕上げがベーラミに突きつけたレッド。こうなってはスイスは初戦同様にブロックをつくって引きこもるしかない。ただ、チリもまたスペインの轍は踏まなかった。縦、横、斜め、裏。あらゆるボールと人の動きを組み合わせて揺さぶり続け、ついに堅陣を破ったころには走らされ続けたスイスに余力はほとんど残っていなかった。
 先制しても下がることなく最後まで追い掛け回し、囲み続け、ゴールを狙い続けたチリの姿勢は賞賛されていい。外し過ぎたのでリスクにも見えるが、決めていれば勝負は決まっていた。どちらを取るかは哲学の問題。間違いないのは決定力が彼らの課題だ、ということだ。スイスは不運もあったが、2試合を通して守備力しか証明しておらず、決定機自体が片手で足りるほどしかない。次こそ、勝つための方策を示さなければならない。

Spain 2-0 Honduras
 スペインは、相手が中央を固めてくることを想定したのか、ビジャとヘスス・ナバスをサイドに張らせたことで、普段ならイニエスタやシルバが見せる最終ラインと中盤の間でボールを受ける動きや柔軟なポジションチェンジがまったくなく、眼前に広がる広大なバイタルエリアを前にシャビが出しどころに困るほど。消極的極まりない交代策も含め、ベンチが自らゲームを難しくしてしまった。結果、シャビ・アロンソの展開からビジャのカットインかJ・ナバスの縦突破しか攻め手を見いだせずじまいで、相手が疲れた終盤になるまで中央でのコンビネーションは皆無。おかげでフェルナンド・トーレスは孤立し、切れのなさを際立たせるばかりだった。この程度の相手に対して「対策」を講じ、誰でもできるようなプレーをしているようでは優勝など覚束ない。早く自分たちにしかできない、オンリーワンのフットボールを思い出さなくてはならない。ホンジュラスは、まさに「この程度」。初戦は何もさせてもらえなかったが、このゲームでは何もできないことを露呈した。独力突破かせいぜい2人の関係でしかプレーできず、守備でも個人が頑張っているだけでは、勝機はあるまい。

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