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2010 FIFA World Cup South Africa:Group matches(6/17)

Argentina 4-1 Korea Republic
 「個人」以外の戦術が見当たらない―。聞きしに優る放縦さだ。攻めのみならず、守備まで。チャレンジもカバーも、局面ごとの個人の才覚のみでプレーしているアルゼンチン。メッシが頻繁にセンターサークルまでボールを受けにくるなんて、相手の監督なら泣いて喜ぶし、グアルディオラなら目を剥くような才能の浪費だが、グループリーグならそれでも他の才能でお釣りがくる。ただ、これを分断するのはバルサを攻略するよりはるかに簡単だ。例えばモウリーニョが取った策の粗悪なイミテーションでも、それこそお釣りがくるだろう。トーナメントのレベルになった時、苦戦は免れまい。それだけに、韓国が攻めに出なかったことが不可解だ。立ち上がりから「メッシは空を飛ぶ」とでも思っていたかのような消極的な態度で防戦一方になり、ほとんど最後までそのままだった。何回かはあったが、3人目の動きを入れてやるだけで簡単に裏を取れたのに、もったいないことをしたものだ。

Greece 2-1 Nigeria
 どの辺が、ワールドカップのゲームだったのだろう。ギリシャがプレーしようとしていたことはフットボールにとって喜ばしいことだが、相手にとっての脅威は限りなくゼロに近づいた。ナイジェリアに至っては何がしたいのか判然としない上、あの馬鹿な退場。その直後に攻撃の枚数を増やす交代策で、見事に流れを我が物にしたレーハーゲルの采配ぐらいしか見るべきものはなかった。

Mexico 2-0 France
 メキシコは、初戦の教訓を生かした。中盤で常にパスコースをつくって回すまでは普段通りだったが、南アフリカ戦にはなかった裏への飛び出しをジオバニやバレラ、エルナンデスらが徹底して行った。それによって点を取ったのはもちろん、ショートカウンターを狙いたいフランスの攻めの距離を長くする効果もあった。必ず挟みに来る中盤から前のディフェンス、再三のセットプレーを跳ね返し続けた最終ラインの集中力も素晴らしかった。最高のゲームができたのではないか。フランスは前半の一部の時間帯でこそプレスが機能していたが、そこから先がバラバラで、どう崩すのか、というチームとしての意図が見えずじまい。DFも状況を考えずにラインを上げるから山のようにピンチを招いた。一体感のなさは2年前のEUROから何も変わっていない。帰りの切符を手配しておいたほうが良さそうだ。

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