« 2009年4月26日 - 2009年5月2日 | トップページ | 2009年5月10日 - 2009年5月16日 »

2009J2#13 札幌3-2栃木@札幌ドーム

 何とも、説明が難しいゲーム。札幌は、徹底してボールホルダーにプレッシャーをかけながらリトリートする栃木を攻めあぐね、しかも相手の期待通りにミスから2失点。ここまでは完全に栃木の思うつぼだったし、そこから前に出たところで下らないミスを繰り返し、打つべきところで打たず、焦って確率の低いミドルをぶっ放すばかりとあってはゲームの行方は絶望的なものだった。だいたい、失点後の決定機は3回程度しかなかったはずで、特に圧倒してクロスやシュートを雨あられと浴びせたわけでもない。無理矢理理由を求めるにしても、勝っている方が下がって人数はいるのにマークはずれる、という一般論ぐらいで、あとは「気持ち」だの「雰囲気」だの理由になりそうにない言葉しか浮かんでこない。「勝ちに不思議の勝ちあり」ということか。
 もちろん、苦しいゲームになったのには理由がある。キリノの動き方が中途半端でボールを引き出しきれなかったことで、短い距離でボールを回すことを余儀なくされ、それを相手の守備の人数が多いところでしても突破するのは難しいし、サイドの深い位置での大きな動きが少なかったことでボールも出せない。結局、単騎突破を図って失敗するばかりになってしまった。キリノを使ったダイレクトプレーを思い出さないと、これからも同じような展開になる可能性が高い。完全にずれてしまっていたタイミングやコンビネーションを再確認する必要がある。
 失点については属人的なミスで、チームディフェンスとしてはコンディションを考えればネガティヴ・トランジションのスピードもあったし、流れの中で崩された場面はほとんどなかった。愛媛戦でも単純なロングボールの処理を誤って失点しているので、該当選手はもう一度集中を切らさないことの重要性を思い知らなくてはならない。
 上々の形で連戦を乗り切り、次からはベストメンバーが揃う。状況としては申し分ないが、まだ何かを得たわけではない。中4日で疲労をきっちり取り、また質を伴ったゲームができるように調整してほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009J2#12 福岡0-0札幌@レベルファイブスタジアム

 前半は、ゼロを通り越してマイナス。走れないのは仕方ないにしても、集中力もアイディアもなくプレスを怖がってただ蹴るばかりで、それ以前にボールコントロールすらまともにできないシーンも目に付いた。せめてもの救いは両CBの集中力が開始直後以外は保たれていたことで、相手が狙っていた「サイドチェンジ→ファーで大久保とSBを競らせる→中央に人が飛び込む」という攻めにも最後のところで外すことなく対応していたのでサイドが簡単にクロスを上げられても問題を生じさせなかった。結果的にここを凌いだことが勝ち点につながったといえる。
 後半は明らかに飛ばし過ぎだった相手の足が止まったこともあって、ボールをグループで運べるようになりペースをつかんだが、ミスを繰り返しているうちに退場者が出てしまった。それでもその直後はボールを動かせていたが、最後の枚数が足りないのは如何ともし難い。セットプレーも精度を欠き続け、唯一といっていい決定機は藤田を芳賀に代えた直後に彼に訪れた、とあっては運もなかった。ブロックをつくってしっかり守り、得点を与えずに勝ち点を持ち帰れたことで満足せねばなるまい。
 連戦で2度も10人で戦う羽目になっては、消耗するばかりで質は落ちる一方だろう。実際、運動量は目に見えて落ちてきている。次節はこのゲームで走れなかった選手、明らかに質が低かった選手に代えてフレッシュな選手を投入すべきかもしれない。世界に類例を見ない過酷なスケジュールを11人で乗り切るのは不可能だ。チームの幅を広げる可能性に懸けてみるのも悪くないのではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月26日 - 2009年5月2日 | トップページ | 2009年5月10日 - 2009年5月16日 »