« 2008年12月14日 - 2008年12月20日 | トップページ | 2009年3月15日 - 2009年3月21日 »

2009J2#1 札幌0-1仙台@札幌ドーム

 足りなかったのは、結果だけ。そう言い切っても構わないだろう。攻めから守りへの切り替えの速さ、相手ボールの時の適切なポジショニング、攻守に渡る素早いサポート…。いずれも昨季までには見られなかった、そして、フットボールにもっとも必要とされるものがピッチ上で表現されていた。ダニルソンやキリノが明らかにチームにフィットしていない中で相手にほとんど何もさせず、大きな展開やチェンジサイドを重視した攻撃で何度も決定機をつくり出した。「何をしたいのか」が明確に見えた、という一点だけでも、十分評価に値する。
 当然、勝てなかったのだから課題もあった。特にCB同士や最終ラインとボランチの連携には難があり、何度かそこのギャップを突かれてピンチを招いていた。攻撃でもいい位置でボールを奪えればいいが、そうではないときのビルドアップの手順が整理されていない印象で、低い位置で持つ時間が長くなって相手の素早いプレスの餌食になりかけた場面がかなりあった。ボールが持てる選手を多く擁しているとはいえ、絶対値の高い選手が前にいるわけではない以上、遅攻になった時の組み立て方はある程度明確にしておく必要がある。実際、この日の相手のようにCBに能力の高い選手がいた場合に単純にクロスを入れては跳ね返される、ということの繰り返しになる可能性は十分にある。個々のアイディアが重要になる部分ではあるが、グループワークで崩す手段も用意しておいて悪いことはあるまい。いずれもチームの熟成に伴って徐々に解決されてくる部分ではあるだろうが…。
 ただ、目指すものに対して、正しい道を進んでいることはわかった。あとはゴールという、勝利という結果だ。早い段階でそれを手にして、自信を身につけてほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月14日 - 2008年12月20日 | トップページ | 2009年3月15日 - 2009年3月21日 »