« 2009J2#9 札幌4-1C大阪@札幌ドーム | トップページ | 2009J2#11 札幌3-2愛媛@札幌ドーム »

2009J2#10 横浜FC0-1札幌@ニッパツ三ツ沢球技場

 我々がまずすべきなのは、クライトンに最大級の賛辞を贈ることだ。キープ、突破、チェイシング。1人少なくなり、慣れない1トップになってもロングボールに体を張り、相手の最終ラインにプレッシャーを与え続けて味方に時間をつくり、決勝ゴールまで決めてみせた。完璧なパフォーマンスだった、と言ってもどこにも語弊はあるまい。彼の突破に合わせてフリーランを繰り返し、得点の可能性を担保し続けた藤田と上里、相手ボールを奪いまくってカウンターにすら再三参加したダニルソンにも同様の言葉が贈られるべきだ。また、相手の攻撃がただ蹴るだけの単調極まりないものだったとはいえ、それにお付き合いすることなく冷静に跳ね返し続けたソンファンと吉弘、急にCBに入ることになったにもかかわらず破綻なくこなし、素晴らしいカバーリングまで見せた西にも拍手を送らなくてはならない。
 もちろん、こんなゲームになった原因をつくった西嶋は厳しく指弾されるべきだ。2枚目をもらったプレーなぞ、あのシチュエーションに追い込まれたこと自体は彼だけの責任ではないにせよ、レフェリーの笛の吹き方を見ていれば1枚もらっている選手がすべきものではないことぐらい判るはずだ。李下に冠を正せばどうなるか、いい勉強になっただろう。勝利をつかんだチームメイトに大いに感謝しなくてはならない。
 宮澤も、キリノ不在という不安要素をさらに増幅させただけだった。チェイシングこそそれなりに頑張っていたが、ボールが集まっているにもかかわらず簡単に潰れて、ゴールを奪う意思すら見せないのは今まで通り。1人減ってもそれは変わらないままで、味方が持っても裏を狙うでもなく、点を取れるポジショニングを取るでもない。あっさり倒れてレフェリーの方を見ている暇があるのなら、相手を追いかけなくてはならない。このザマであれば早い時間帯に代えられたのは至極当然だ。ベルバトフだかリケルメだか知らないが、その前に状況を考えて、チームのために戦うことを覚えなくてはいけない。この日のクライトンの爪の垢でも煎じて飲むべきだ。寵愛に甘えているだけでは、チームにとって害にしかならない。今後、キリノに伍して出番を得たいのなら、しなければならないことは山ほどある。とりあえず戦わない者は必要ない。
 退場者が出て以降の前半こそラインが下がって攻撃まで消極的になり危なかったが、後半は相手の芸のなさにも助けられたとはいえ奪って前に出て行くことができていたし、大半がクライトン頼みとはいえ決定機も相手より多くつくれていた。決めていればもっと楽にゲームを運べていたわけだし、その辺は人数にかかわらず課題として残っている。特に上里などは、ゴール前での落ち着きがもっとあればゴールを積み重ねることができているはずだ。次節も2人がサスペンションと苦しい状態が続くが、キリノが戻ってくることで攻撃面ですべきことはクリアになるはず。また出番が巡ってくるであろう芳賀あたり、このゲームでのいいカバーやフィードを忘れることなく、次のゲームに臨んでほしい。控えの充実も、長いシーズンを戦う上で大きなファクターとなる。間違いなく2人は新しい選手が出られるのだから、彼らには監督を悩ませるぐらいのパフォーマンスを期待したい。

|

« 2009J2#9 札幌4-1C大阪@札幌ドーム | トップページ | 2009J2#11 札幌3-2愛媛@札幌ドーム »

Consadole2009」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155838/44807736

この記事へのトラックバック一覧です: 2009J2#10 横浜FC0-1札幌@ニッパツ三ツ沢球技場:

« 2009J2#9 札幌4-1C大阪@札幌ドーム | トップページ | 2009J2#11 札幌3-2愛媛@札幌ドーム »