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2008ヤマザキナビスコカップCグループ#5 川崎2-0札幌@等々力陸上競技場

 無惨だった前節を受けて、戦おう、集中しよう、といった気持ちは見えた。また、これまでのようにむやみやたらと蹴るのではなく、横パスが多かったとは言えグラウンダーで丁寧につなぐ意識もあったし、狭いところでも避けずにチャレンジしていこう、というプレーも多く見られた。相手が低い位置に人数をかけていたことと、こちらの技術の拙さもあって成就する機会こそ少なかったが、こういうところでミスをするのなら大歓迎だ。相手が1軍半だからできた、ではなく、今後もどんな相手であってもこれぐらいの思考レベルでプレーしてほしい。
 もっとも、コレクティヴィティにおいて上回っていたにもかかわらずこういったスコアになったということは、個の力、特にトップの差が如実に顕れた、ということでもある。給料の差、といってしまえばそれまでだが、札幌の前線の選手はもっと状況判断や技術を磨いて、味方がサポートに動いてくれるようなプレーを心がけなくてはならない。簡単につぶされるか、無理な仕掛けでボールを失ってばかりでは、チームとして攻め切る、なんてことは夢物語にすぎなくなってしまう。相手を追いかけてさえいれば監督は満足するかもしれないが、一番前の選手がフィニッシュワークに関与できないようでは、札幌のような方法論のチームが勝つことは難しい。適切な動き出しを以て後ろからボールを引き出さなくてはならないし、常にシュートを意識したプレーを選択しなければならない。相手がいるからバックパス、では怖くもなんともない。ジュニーニョがバイタルエリアで何回横や後ろにパスしたか、と考えれば、いかにそれが重要なことかは簡単に理解できるはずだ。
 リーグ戦で残留したいのなら、このチームがドラスティックな補強で流れを変え得る財力を持ち合わせていない以上、個々が資質と戦術理解を磨いていくほかない。確かに若いチームにとって試合は最大の学びの場かもしれないが、学んでいるうちにシーズンは終わってしまう。この日ぐらいできればどこが相手でも戦えるだろうが、勝てる保証はどこにもない。その中でどう勝ち点を稼ぐか、考えなくてはならないのは監督だけではない。

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2008ヤマザキナビスコカップCグループ#4 札幌1-2千葉@函館市千代台公園陸上競技場

 一言で表現するなら、アンチ・フットボール。双方ともにボールを大事にせず、主導権も欲しがらず、ビルドアップも存在しない。飛び交うロングボールがそのうち羊に見えてくる始末。これなら座席を「A寝台」「B寝台」とでも銘打って販売すべきだった。そこからはフットボールに対する敬意も意欲もまったく感じられず、冒瀆していると言ってもいいほど。プロの興行として金を取って見せるべきものではなく、雨中、大枚をはたいてまで見に来るべき代物でもなかった。
 そこに憫笑すら浮かべさせるような惨めなミスの数々が追い打ちをかける。集中力を欠いたミス、技術不足が招いたミス、思考能力がない故のミス…。リーグ戦の17位と18位であることを強く主張するかのごとく、ありとあらゆる下らないミスが現れ、その数がわずかながら少なかった方に余計に点が入った、それだけだ。何度でも繰り返すが、こんなのはフットボールとは言えないし、勝ったところでそこに何らかの価値が存在するようなモノでもない。これだったら子供のお遊びでも眺めていた方がずっとマシだ。
 二度と、こんなふざけた代物を観客の目に触れさせてはいけない。自分たちがプロのフットボーラーである、という自覚があるのなら、どれだけ無様な体たらくを見せたのかぐらい、わかるはずだ。この日ピッチに立った26人は「共犯」と言っていい。今度こんなザマをさらせば、失格の烙印を押されても文句は言えない。職を失いたくなければ、真摯に、応援している人たちがいる、ということを肝に銘じて、フットボールをすることだ。
 特に札幌の選手は、向上心、闘争心を表に出してプレーしなくてはならない。これだけ同じ性質のミスを何度も繰り返されると、それをミスとして認識していないのではないか、と疑ってしまう。脳味噌が足りない奴ら、と思われたくないのなら、味方にまで切れられたくないのなら、すべてのプレーに全精力を傾けて集中しなくてはならない。

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