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2008J1#16 千葉0-3札幌@フクダ電子アリーナ

 前半は、千葉がこちらのやりやすいようにやってくれた。前回の対戦でうまく行った、と思ったのか、ひたすらレイナウドに蹴ってくるだけ。これなら箕輪と西澤がはじき返すのみで、何も怖くない。そのセカンドボールへの対応も速かったし、相手の中盤が緩かったことはあったにせよ、ここ数試合にはなかったぐらい意図のあるパスが多く、ある程度形はつくれていた。
 後半に入ると、さすがに相手もビルドアップの意識が出てきたが、今度は縦に入れてくるボールに対して前で取ろう、という意識を高く持って素早くプレッシャーをかけ、次への展開を自由にさせない。仮につながっても、次の選手が確実に数的優位をつくり、執拗に絡んでディレイするなりボールを奪うなりできており、そこからの展開も前の選手のポジショニングや動き出しがあったことでスムーズだった。特筆すべきはその作業を前から後ろまで最後まで集中を切らさず続けたことで、特に中山は信じ難いほどの運動量で相手を追いかけ、ボールを奪い、前線で起点になる。マーカスが試合に入りきれていなかったのを補って余りある奮闘ぶりだった。
 このコンディションで、これだけ走って相手にいいプレーをほとんどさせなかったのだから文句はないが、それでも集中を欠いたミスがいくつかあり、その多くが決定機につながっていた。また、谷澤に持たれたときの対応が藤田も平岡もメチャクチャで、簡単に飛び込んでは抜かれてばかり。これも失点にならなかったことがラッキーだったと思うべきだ。つまり、同じミスをまだ繰り返しているし、相手のレベルが上がればそういった部分は確実に突いてくる。札幌の選手が犯している類の単純ミスは、集中力さえ保っていればいくらでも減らせるはずだ。勝ったからこそ、突き詰めるべきところは突き詰めていかなくてはならない。

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