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EURO2008 GroupC#3

Netherlands 2-0 Romania

 結局、ルーマニアは持たされているだけだった。運ぶまではできても攻撃のサポートが薄く、最後に仕掛けるのは常にムトゥ。いくら彼が好選手だといっても、常に2人、3人と相手にしなければならないのでは勝ち目はない。3試合を通して組織的な守備にこそ見るべきものはあったが、ムトゥやキヴを生かす補佐役に人を得なかったところに限界があった。オランダは猛威を振るってきたカウンターをちらつかせながら、ポゼッションの質でも圧倒。複数の選手を絡めて高い確率でフィニッシュに持ち込み、いわゆる「オランダらしさ」を存分に見せ付けた。不安がないのが不安、というぐらいの好調をどこまで維持できるか。

Italy 2-0 France

 このゲームにとって不幸だったのは、イタリアが先制してしまったことだ。どちらも勝つことでしか道が開けないにもかかわらず20分以上も延々と様子を見続けた展開だけでも噴飯ものなのに、先制した方は1人多くなったにもかかわらず総退却。それも「守り切れる」という確信の下に組織を築いた、というのならまだしも、ただ引いて蹴り返すだけとあってはトラパットーニでも復活したのかと思わせるほどで、ベンチも守備固めの交代でそれを後押しする始末。このやり方が通用しないことは、とうの昔に証明されているはずなのだが…。ラッキーな2点目がなければ結果はわからなかった。
 つまり、フランスにチャンスがなかったわけではない。現実に数多くあった穴を突こうとはしていたが、どうしても最後のところで1枚足りなかったのだ。原因は失点した後、相手の出方を見ることもなく即座に攻撃の枚数を削ってCBを補充した消極的なベンチワーク。彼らが置かれていた立場を考えれば、疑問を呈さざるを得ない。
 今大会は、このゲームはともかくチームワークも感じられなかったし、特定の数人の頑張りが目立ったのみ。世代交代の過渡期であったにしても、あまりに惨めな終わり方だった。

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