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2007J2#31 札幌1-1鳥栖@厚別競技場

 相手のほうが元気なのは、自明の理だ。その中であれだけ雑で、集中を欠いたプレーばかりすれば勝てる道理がない。しかも、1点取ったあとは引きこもり。水曜日に結果が出たから、またうまくいく、とでも思ったのか。すべきことをしなければ、どうなるかを思い知っただろう。失点こそ怪しげなPKだったが、ルーズボールは拾いに行かない、パスは2本以上つながらない(つなぐ気がない)、では、それがなくてもやられるのは時間の問題で、1失点で済んだのが奇跡的なぐらいだった。最後の10分だけ必死になって攻めても遅い。鳥栖にしてみれば「勝ち損ねた」と思っているに違いない。
 だいたい、PKを取られた場面にしてもダヴィが上がってきた西澤を無視して無理に突破を図って取られて、そこから速攻を食らったもの。これ以外にもダヴィはサポートがあるにもかかわらず強引で効率的ではないプレーを繰り返し、ことごとく失敗。昨年の背番号10とのポテンシャルの違いを痛感させただけだった。強引さが全て悪いわけではないが、最近のゲームでは周囲との関係がかなり改善されてきていて、コンビネーションで崩すシーンも見られるようになってきているだけにもったいなかった。
 走ることをベースにするチームが走れなければ、いいパフォーマンスは望むべくもない。今回のように走れるはずのない状況のゲームなら、もう少し起用に柔軟性があってもいいのかもしれない。

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2007J2#30 仙台0-2札幌@ユアテックスタジアム仙台

 どちらがゲームプランを遂行できたかといえば、間違いなく仙台だ。彼らの狙いは明確だった。サイドに起点をつくって最終ラインを横に広げて、人と人の間や(西谷の守備面での貢献がほとんどなく、西嶋ひとりで守っているに等しかった)左サイドの裏に中島、関口、リャンらが走り込んでそこに配球してくる。それを徹底してやっているうちにこちらが日程上の問題もあって走れないこともあり、ラインが下がって最終ラインの前が空く。そうなればロペスの独壇場だ。しかも、彼だけではなく代わる代わるそのスペースに違う選手が入ってきて、しかもそこに手厚いサポートもフリーランもあるので何度も裏を取られかけた。精度が低かったことにも救われたが、札幌にしてみれば、そこで集中を切らすことなく、抜けられかけても体を寄せる、足を出す、ということをきっちりできて、前半をしのぎ切ったことが勝因の一つだろう。
 もうひとつ勝因を探すなら、点が取れそうなところで必要な人数をかけることができたこと。この点では突破もボックスへの走り込みもできる藤田の復帰が大きかった。仙台が前がかりで、ボールを奪った時に広大なスペースがあったこともあり、シュート数の差ほどには決定機の数には差はなかったはずだ。
 もちろん、これだけ攻め込まれたのだから、攻め方にも守り方にも問題はあった。まず、例によってマイボールを大事にしないこと。特に西嶋と西澤の出鱈目ぶりには何度も頭を抱えさせられた。リスクマネジメントをしているつもりかもしれないが、何も見ずに適当に蹴るだけでは、リターンのないリスクを増やしているだけだ。
 守備でも、もう少し前でプレッシャーをかけていかないと自由に配球されてしまう。走れないのならメリハリが必要になってくるが、大半の時間帯は「メリ」の方しかなかった。事実、特に後半は好きなように回されて、サイドで数的優位をつくられて、簡単にクロスを上げられていた。ボックス内でのこぼれ球が50センチずれていればわからない、という場面が何度もあった。本来なら入れさせないような守備をしなければならないはずで、集中を切らさなかったことはいいが、高木が完璧な出来だったことと、多分に幸運にも助けられた、ということは肝に銘じなくてはならない。
 とはいえ、直接のライバルをアウェイで叩いたことが悪かろうはずはない。前節の終了間際のゴール、この日の勝利。間違いなくモメンタムが生まれるはずだ。これを逃すことなく、再び波に乗っていかなくてはならない。

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2007J2#29 札幌2-2東京V@厚別競技場

 内容を考えれば、勝ち点2を失ったと考えるべきだ。特に前半は、いつものようにやたらと蹴ることはなく、素早くボールを動かしながら相手の穴を探し、チャンスとみれば後方の選手も飛び出してくるなど、フッキやディエゴに預けて任せるだけだった相手とのクオリティーの差は歴然としていた。それだけに何度もあったチャンスを決めておきたかった。ともかく90分を通して最後のところでの技術的ミスが多過ぎた。こればかりは練習してもらうしかない。
 メンタルの脆さを露呈したゲームでもあった。取った直後に取られて、皆が下を向き、足を止めてしまった。2失点目自体は事故みたいなものではあるが、何もせずにずるずる下がり、スペースを与えたからこそ、でもある。そもそも同点ゴールにしても集中を欠いたプレーがいくつか重なって取られたものだった。一番集中しなくてはならない局面でやられる、というのはここまではなかったこと。引き締め直さなくてはいけない。
 中でも西澤は試合を通して相手の動き出しに遅れたり距離を開け過ぎることが目立っており、芳賀や大塚の負担を徒に増やしていた。また、周囲がボールを大事にするプレーをしている中、彼だけはビルドアップの意識も低く、流れを切る場面も目立った。下らないミスも多いし、攻守ともに機能していない試合があまりに多い。起用を考え直すべきだ。
 もっとも、奇妙な話ではあるが、ラストプレーで追いついたことによってチームには勢いが生まれるかもしれない。福岡戦、この試合。内容が悪いわけではない。これだけできていれば、どことやっても劣ることがそうあるとは思えない。悪かった部分は修正しながら、いい雰囲気を殺さないように仙台に向かってほしい。

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