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2007J2#22 札幌1-1徳島@厚別競技場

 見るも無残な、90分が2倍にも3倍にも感じられるような酷い内容だった。足が動いていないので切り替えが遅くなり、セカンドボールはことごとく拾われて後追いする形になる。しかも当たりが軽いので簡単に抜かれてスペースを与え、シュートコースも空いていた。もっと組織的に攻めてくるチームが相手なら大量失点は免れ得なかっただろう。
 攻めでも動き出しがないので出しどころがなく、出す方も出したら突っ立ったまま。無責任(デタラメ、と言い換えてもいい)か精度のないパスばかりで、昨年以前の悪い時期に戻ったようだった。元気なはずのダヴィも大半の労力を守備に費やす有様で、コンビネーションは忘れてしまったようなプレーに終始していたし、石井も相川も軽量級の悲哀を見せ付けただけ。西谷はよほど動きたくなかったのか、若い頃の中田英寿を髣髴とさせる(味方が取れない)パスを繰り出すのみ。点の入る可能性は限りなくゼロに近かった。条件が同じ相手があれだけハードワークしていたのだから、日程は何の言い訳にもならない。相手GKの冗談みたいなミスがなければ間違いなく負けていた。
 こんなゲームを長々と振り返っても仕方がない。ともかくこの1週間は、コンディションを回復させるとともにもう一度気持ちを締め直さなくてはならない。勝ち点差なんてあってないようなものだ。20試合でついたものは20試合あれば取り戻される可能性がある。ハードワークを忘れるときは転落のときだ。次の試合には必死さとチームスピリットを取り戻した姿を見せてほしい。

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2007J2#21 愛媛2-1札幌@愛媛県総合運動公園陸上競技場

 西澤の退場を敗因に挙げざるを得ない。それでなくても運動量で劣り(日程を考えればやむを得ないことではあるが)厳しいゲームだったのに、こちらが1人減ってしまっては余計厳しくなるのは当然だ。2枚目をもらったファウルは、どんなレフェリーでもカードを出す類のもので、申し開きはできない。少なくとも、どんな不可解なものであっても1枚もらっている選手のするプレーではなかった。不運にもその直後のFKが決まってしまった(恐らくシーズン、いや、一生に一度決まるか決まらないかのものだった)こともゲームを難しくした。0-0のままなら守備ブロック8枚を維持してカウンターに賭けることもできただろうが、失点したが故に中盤を3枚にして西谷をトップに置くことになり、バランスを崩すことになった。
 とはいっても、攻めに出てバランスを崩したのならともかく、気ばかり焦ってミスを繰り返し(そもそも、西澤の退場も曽田の退場も2失点目もすべてミスが発端だ)、追い越すこともない、勝負することもない、何のリスクも冒していないのにそうなったのだから救いようがない。アタッキング・サードでもビルドアップの段階でも相手の守備が密集しているところに横パスを出して何度カットされたのか。打てばいいところで、無駄にサイドに展開して何度チャンスをつぶしたのか。風を考えれば遠目からでも打っていってよかったはずだし、負けているのだから後ろの選手はもっと出ていくべきだった。
 簡単な算数だ。0から1を引けばマイナス。それをプラスに転じる、せめてゼロにするためには攻めなければならない。中途半端に上がっても裏を取られるだけだ。行くのなら一番前でシュートを打たなくてはならない。それが最大のリスクマネジメントのはずだ。札幌の選手には残念ながらその精神が欠けていた。今までがうまくいき過ぎていただけで、エマージェンシーで何ができるか、という点では足りないことが明らかになったのは収穫かもしれない。これからはそういったものも身につけていかなくてはならない。
 ただ、悪いことばかりではない。11人いる間は運動量で劣っていても、1本のクサビから相手の穴を広げて連続攻撃につなげてみたり、最初は通され放題だったトップへのボールをゲームの中で修正して通させないようにしたり、チームの成長を感じられる場面もあった。それに、この日程を考えれば負けるとすればここだった、と考えられなくもない。重要なのは次だ。この敗戦で、週末の徳島戦は勝ち点3が至上命題になったといっていいだろう。最終ラインのレギュラー2枚が使えない状況で、どう戦うのか。選手の対応力が試される。

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2007J2#20 鳥栖0-1札幌@鳥栖スタジアム

 ボールこそ支配されたが、最後のところのブロックはほとんど崩れなかった。バイタルエリアまでは持たせても、常に数的優位をつくって、チャレンジ&カバーの関係もよくできていた。鳥栖の選手に横方向のドリブルやボールを下げた挙げ句のミドルがやたらと多かったことが、その証明だ。90分を通して、鳥栖にボックス内でのシュートはほとんど許していないのではないか。特に前半は(攻めはカウンター2、3発程度にとどめただけのことはあり)ボールも人も入れさせないようなディフェンスができていた。
 また、ミドルを打たれても確実に体を入れてブロックしていたが、できれば打たれる前にきっちり当たって止めておきたい。その辺は少し軽かった。実際にこの試合でも枠近くに飛んできたものがあったし、苦し紛れでも何でも打たれてしまえば「交通事故」が起きないとも限らない。
 後半は立ち上がり、先制した後にも何度かチャンスがあり、そこで取れていればもっと楽にゲームを運べたはずだ。また20分ぐらいからは足が止まったこともあり、右サイドを崩される場面が続出した。クロスの精度が低かったことに救われたが、もう少し早くベンチが手を打ってもよかった。また、風に対して再三相手ディフェンスが目測を誤っていたのだから、そういう時こそトップに当てるのではなく最終ラインとGKの間を狙ってロングボールを蹴ってみても面白かった。
 全体的には、特に後半はビルドアップやサイドチェンジから崩すことができていたし、こちらの方が決定機は多かった。妥当な結果だと言えるのではないか。ポゼッションは「させていた」感覚なのだろう。ただ、セカンドボールは拾われ過ぎだ。時期的に厳しいのはわかるが、もう少し中盤での圧力が欲しい。そうすれば攻めに移るチャンスも増えるし、ひいては最終ラインも楽になるはずだ。

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