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2007J2#3 徳島0-3札幌@鳴門総合運動公園陸上競技場

 60分ぐらいまではスモールフィールドを保って相手が使いたいスペースに網を張り、セカンドボールも支配して何もさせていなかったが、こちらも何もしていなかった。アウェイでの戦略としてはやむを得ないものではあろうが、この強風、しかも風向がクルクル変わる中でロングボール一辺倒ではとても生産的だとはいえない。「まずトップに当てる」「行けそうなら行く」という方針が徹底されていたのだろうが、前者はともかく(質は低かったが)後者は自重が過ぎたためトップが孤立する場面が多くなり、ほとんど攻め手がなかった。また、当てたのはいいけれど、ポストが雑だったり受け手がサイドにしかいなかったりで形にならない場面も数多くあった。アウェイでこういう戦い方を常にするのであれば、出ていい局面、そうではない局面の共通認識を確立し、その局面ごとにどう攻めるのか、どうリスクマネジメントをするのか、明確にしておかないとただのルーティンの繰り返しになってしまい、フットボールではなくなってしまう。もっと自分たちで判断して、メリハリをつけていってもいいのではないか。
 また、2点目を取ってからしばらくの間は本当に何もしていなかった。ただ下がって、相手の攻撃を受けるだけ。それも受けようと思って受けているのならともかく、意図もなくズルズル下がっているだけの最悪のパターン。これで何度痛い目に遭っているのか。多分にラッキーだった3点目がなければどうなっていたかわからない。また、ゴール前でスクランブル状態のときに発生したルーズボールに対して足を止めてしまい、フリーで打たれる場面も何度かあった。いい加減、危ない場面で足を止めればどうなるのかぐらい覚えてほしい。
 もっとも、1点目、2点目は、起点の選手がフィニッシュするショートカウンター、ボールと逆サイドの選手がCFのつくったスペースに飛び込んでシュート、とまさに狙っていた形だろう。前監督時代に叩き込まれた「必要なところに必要な人数が出て行く」攻め方が生かされていた。この脅威をチラつかせながら、トップに当てて組み立てていくときの精度-クサビや落としの質、サポートの速さ、ポジショニング-も高めていけば幅が広がるし、相手に与える怖さも倍増する。守備が属人的なミスを除けば形になってきていることを考えれば、このあたりをブラッシュアップしていくことでチームは完成に近づくだろう。

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2007J2#2 札幌1-0鳥栖@札幌ドーム

 とりあえず、札幌はフットボールを取り戻したようだ。前から積極的に追いかけていたからラインを高く保てたし、球際で頑張る、チャレンジ&カバーの関係をきちんとする、的確なタイミングと位置にサポートに入る、ということもできていた。特に芳賀と大塚の存在感は絶大で、プレスの先兵となり、フィニッシュにも数多く絡むなどハードワークなくして札幌のフットボールは成立しない、ということを身をもって証明していた。
 ほかに攻撃面では敵陣深い位置でのサイドチェンジを多用する意識が見られ、そこからフリーの選手をつくることができていた。そこから先のサポートが薄かったため単独突破に頼らざるを得なくなったのは課題として残るが、今後も狙っていってほしい形だ。
 もちろん、1次攻撃の枚数が足りなくて(特にボールと逆サイドの選手の思い切りが悪かった)クロスを入れられない場面が多く見られたし、ダヴィと周囲のコンビネーションはまだ確立していない。何よりフィニッシュの精度が低過ぎた。守備ではプルバックに対して全ての選手が足を止めたり、立て続けに相手のドリブルに飛び込んでわざわざ数的不利に陥ったりなど、(ここ数年続いていることではあるが)修正すべき点も数多くあった。それに鳥栖の出来が悪過ぎた上に途中で1人減ったことは割り引いて考えなくてはならない。
 それでも、これから戦っていく上での形が見えてきたこと、勝ち点3を得たことは今後にいい影響を及ぼすだろう。

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