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2007J2#30 仙台0-2札幌@ユアテックスタジアム仙台

 どちらがゲームプランを遂行できたかといえば、間違いなく仙台だ。彼らの狙いは明確だった。サイドに起点をつくって最終ラインを横に広げて、人と人の間や(西谷の守備面での貢献がほとんどなく、西嶋ひとりで守っているに等しかった)左サイドの裏に中島、関口、リャンらが走り込んでそこに配球してくる。それを徹底してやっているうちにこちらが日程上の問題もあって走れないこともあり、ラインが下がって最終ラインの前が空く。そうなればロペスの独壇場だ。しかも、彼だけではなく代わる代わるそのスペースに違う選手が入ってきて、しかもそこに手厚いサポートもフリーランもあるので何度も裏を取られかけた。精度が低かったことにも救われたが、札幌にしてみれば、そこで集中を切らすことなく、抜けられかけても体を寄せる、足を出す、ということをきっちりできて、前半をしのぎ切ったことが勝因の一つだろう。
 もうひとつ勝因を探すなら、点が取れそうなところで必要な人数をかけることができたこと。この点では突破もボックスへの走り込みもできる藤田の復帰が大きかった。仙台が前がかりで、ボールを奪った時に広大なスペースがあったこともあり、シュート数の差ほどには決定機の数には差はなかったはずだ。
 もちろん、これだけ攻め込まれたのだから、攻め方にも守り方にも問題はあった。まず、例によってマイボールを大事にしないこと。特に西嶋と西澤の出鱈目ぶりには何度も頭を抱えさせられた。リスクマネジメントをしているつもりかもしれないが、何も見ずに適当に蹴るだけでは、リターンのないリスクを増やしているだけだ。
 守備でも、もう少し前でプレッシャーをかけていかないと自由に配球されてしまう。走れないのならメリハリが必要になってくるが、大半の時間帯は「メリ」の方しかなかった。事実、特に後半は好きなように回されて、サイドで数的優位をつくられて、簡単にクロスを上げられていた。ボックス内でのこぼれ球が50センチずれていればわからない、という場面が何度もあった。本来なら入れさせないような守備をしなければならないはずで、集中を切らさなかったことはいいが、高木が完璧な出来だったことと、多分に幸運にも助けられた、ということは肝に銘じなくてはならない。
 とはいえ、直接のライバルをアウェイで叩いたことが悪かろうはずはない。前節の終了間際のゴール、この日の勝利。間違いなくモメンタムが生まれるはずだ。これを逃すことなく、再び波に乗っていかなくてはならない。

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