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2007J2#13 草津2-1札幌@群馬県立敷島公園県営陸上競技場

 走れない、頭も動いていない、気持ちでも負けている。立ち上がりから積極的に出てきた草津を完全に受けてしまい、押し返すこともままならず半分以上の時間を過ごした。これで勝てれば奇跡だ。極めて妥当な結果だといえる。だいたい、後半こそ多少は修正されたが、いくら跳ね返されてもロングボールの連打では、チャンスになる確率は限りなく低い。これだけ通用しないのだから、監督に修正される前に自分たちで判断してやり方を変えなければならない。そこまでの思考能力を備えていないことを証明してしまった。
 ここまでのゲームにしても、このやり方が特別効果的だったわけではない。せいぜい「クリアよりまし、つながればラッキー」程度の位置づけだろう。対戦も一巡したことだし、札幌はドログバもズラタンも持っていない以上、運と個人技に頼るのはやめてビルドアップの方法論を確立していかなくてはなるまい。その意味では、後半の後半あたりのスムーズなサイド展開からの厚みのある攻めは悪くなかった。やはり人数がいない上に重心が後ろに残った状態での攻めは可能性が低い。90分間ノーリスクでは、遠からず限界を露呈することになろう。
 ベンチにも問題はあった。ハーフタイムで修正したことは評価できるが、それ以前に過密日程の上、特にここ数節はコンディションの悪い選手が多くいるのだから、メンバー自体を最初から変えることもできたはずだ。何のためにチームに20人以上いるのか。固定メンバーでシーズンを戦い抜くことは不可能だ、とは監督自身の言葉ではなかったか。また、ボールが動き出して攻めのリズムが出てきた時間帯にロングボールの放り込みを指示したことも解せない。パスの質が低く、イメージシンクロも存在しないハイボール攻撃ほど惨めなものはない。しかも、相手は中央に人垣を築いていた。とても上策だとは思えない。曽田の高さを使いたいのなら、徹底してサイドを突かせた方が効果的だったはずだ。
 チーム状態は明らかに下降気味だ。それでも試合は待ってくれない。まして次の相手は仙台。時間がない中でも心身ともに立て直し、変えるべきところは変えていかないといけない。それをしない(うまくいかない)場合、研究もされるだろうし、苦しい時期が長引く可能性が相当に高くなるだろう。

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