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2007J2#7 仙台1-1札幌@ユアテックスタジアム仙台

 前半は申し分なかった。ボールへの集散が早く、トップに当てたときもサイドはもちろん中央でのサポートも十分で、厚い攻めを実現できていた。守備でも後ろの選手が出たときのカバーリングにこそ問題があったが、広い範囲を動き回ってボールに絡もうとしていたロペスに対しては常に挟み込むディフェンスができており、個人技以外での恐怖はほとんどなかった。この点についてはアジエルに好きにやらせ過ぎた湘南戦の教訓が生かされていた。
 後半に入ると、仙台が前半はほとんどしてこなかったトップに当てる攻撃をし出した。それによって最終ラインが下がったことでバイタルエリアが開いてしまい、このスペースを好きに使われる。しかも、札幌の悪癖で皆が下がり切ったためルーズボールも拾えなくなる。ここに追い討ちをかけたのがベンチワークだった。明らかにコンディションの悪いダヴィだけを残して貴重なターゲットである中山を下げてしまっては、何もできなくなったのは当然のことだ。日程を考えたのかもしれないが、それでも相手にカウンターの恐怖を残しておくためにも、少しでも高い位置でボールにプレッシャーをかける意味でも、前の人数は残しておくべきだった。監督は再三「上がれ」というようなジェスチャーをしていたが、「下がって守れ」というメッセージを発したのはベンチの方だ。明らかに足の止まっていた西谷、再三ロペスやリャン・ヨンギとマッチアップする形をつくられて苦戦していた藤田など、変えるべきところは他にあったはずだ。
 後ろの人数が多ければ守れる、というものでもない。最後の20分ぐらいは典型的な「人はいるけれど誰もボールにも人にもついていない」状況に陥っており、再三にわたって中央突破を許した。交代の最初の段階で間違いを犯したため修正する手立てもなく、頼りは選手の頑張り、という状態で高木のビッグセーブやDF陣をはじめとする体を張った健闘(クサビへのマーキングは甘過ぎたが)に救われた形だ。もう何点か失っていてもおかしくはなかったし、それはベンチワークによってはもっと簡単に防げたもののはずだ。
 ただ、こんな試合もある。選手たちはすぐ次の試合が来る以上、心身のダメージを最小限に抑えるべく調整に臨んでほしい。ベンチはお決まりの交代策から脱却することを考えるべきだ。目先しか考えない策は何もしないより悪い場合がある。このゲームがまさにそうだ。今後に向けて改善すべき点は山ほどあるはずだ。
 
選手寸評

FW#11 相川進也
 あまりに軽過ぎる。前節よりはマシだったが、不用意なボールロスト、状況をわきまえないプレーの連続で、本当なら使いたくないはずだったダヴィを早々に出さなくてはならない状況をつくってしまった。また出番を得たいのなら、もっと頭を使ってプレーしなければならない。 

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