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第86回天皇杯5回戦 札幌2-2(PK8-7)新潟@フクダ電子アリーナ

 本当なら、90分で勝負をつけていて然るべきだった。それほど新潟の出来は悪かった。攻守の切り替えが遅く、ボールが取れれば広大なスペースが用意される。最終ラインのポジショニングも悪く、そこいら中にギャップをつくってゴール前に侵入する余裕を与えてくれる。致命的なパスミスも数多く、決して出来が良かったわけではないこちらが強豪チームに見えるほど。決めるべきところで決めて、下らないミスを繰り返さなければ楽々次のステージに進んでいたはずだ。
 また、札幌には点を取った後に気を抜くというか、休む時間帯が見られた。ここで相手にリズムを渡してしまい、自分たちのプレーができなくなったあたり、ここ数シーズンの教訓はまったく生かされていない。最後の局面で(佐藤のミス2つ以外は)集中を切らさなかったことと、新潟の攻めがアイディアとコンビネーション、運動量を欠いており、押し込んでも単純なクロスや可能性の低いミドルに終始したことに救われたが、もっと強い相手ならその時間帯で大量失点を食らっていてもおかしくはなかった。もっと前に出て、出鱈目に蹴らずに自分たちのプレーをすることがこのチームが守り切る最善の策である、ということをいいかげん理解すべきだ。
 もっとも、追いつかれて精神的にリセットされた後はすべきことができており、PK戦に至るまで臆することなくプレーしていた。やはり気持ちが守りに入るといいことはない。逃げない、前に出る。それでこそ「アクション」を名乗る資格があるのだ。失うものはない。次の甲府も前向きに攻めてくるチームだ。こちらもそれ以上に攻める気持ちを忘れないでほしい。

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2006J2#52 札幌0-2鳥栖@札幌ドーム

 繰り返されるイージーミス、外国人の独善、集中の欠如。ある意味、今季の集大成にふさわしい内容だった。チームとしてプレーする、という部分でも、オン・ザ・ボールで戦う、という部分でもことごとく鳥栖より劣っており、このスコアは妥当なものだ。
 札幌の選手が戦っていなかったわけではない。ボールを支配してビルドアップもできていたし、チャンスはいくつもつくることができていた。ただ、チームとして何をすべきか、状況に応じてどういったプレーを選択すべきか、といったところの判断ができていなかった。1失点目などその典型で、右サイドをカバーするはずの大塚が逆サイドに行っていたのに、芳賀が機械的に最終ラインに入ってしまって空けたスペースを使われたところから始まったもの。的確な状況判断さえできていれば何の問題もなかったはずだ。
 また、前にも書いたが、味方が困っている時に何をすべきか、という点でも札幌の選手は棒立ち、鳥栖の選手は攻めでも守りでも数的優位をつくるべく走る。シーズンを通して見られた一体感のなさが端的に顕れている。同じ絵を描けていないし、向いている方向も違う。こんな集団が長いシーズンを戦い抜けるわけがない。選手の意識が甘いことはもちろん、監督の手法にも問題があったということだ。ベンチワークで言えば、選手を代えるごとにチームの機能性が落ちていく、という状況はなかなか見られるものではない。いくら次の試合があるからといって、どう見ても明らかにおかしな交代策(ベンチ入りメンバーのチョイスも含め)を採るようではどうしようもない。次の新潟戦に向けて、大きな不安を残した。
 また、フットボールの本質とは離れた話になるが、「サンクスウォーク」と称するものが、ただの練習後のクールダウンにしか見えなかった。義務的に手を振るだけで、観客の方を向くでもない、ただ歩いているだけで、愛想がいいのはドーレくんとコンサドールズとジェッター3だけ。金を払ってもらって見に来てくれている、という意識があればもう少しまともな態度が取れるはずだ。この辺にもプロ意識の低さが顕れている。ぬるま湯に漬かり切った連中の脳味噌を鍛え直すのは容易なことではないだろうが、次の監督にはぜひ、その辺から叩き直してほしいものだ。

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