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2006J2#50 札幌2-0東京V@札幌ドーム

 攻撃については、前半は水戸戦と同様に速過ぎず、遅過ぎずの適度なテンポでビルドアップができており、最後の局面で人数をかけられたので選択肢を増やすことができ、パス交換、ドリブル突破などでスピードアップしてチャンスをつくれていた。
 従来のようにビルドアップが速過ぎると(遅過ぎるのは論外だが)どうしても攻めにかける人数は少なくなるし、緩急の落差も出しにくいので相手は対応しやすくなる。中盤のプレッシャーが緩かったことは割り引いても、どうすればゲームをコントロールすることができるのか、という点で遅まきながら共通理解が築かれつつあるのかもしれない。
 対照的に、守備は酷いものだった。まず前半は中盤から前が押し上げているのにラインを上げないから、ボールを失った時に数的不利でスペースがあるところにボールを入れられ、勝負を挑まれる。そこに加賀の集中力を欠いたプレーが拍車をかける。心ここにあらず、といった様でポジショニングから対敵動作まで何一ついいところがなく、いつ退場になってもおかしくないプレーの連続だった。大塚や芳賀のカバーリングがなければどうなっていたことか。
 後半は相手がただ蹴ってくるだけなのに、立ち上がりから何が怖かったのかボランチまで最終ラインに吸収されてしまい、中盤がノープレッシャーの状態に陥って次々とセカンドボールを拾われ、波状攻撃を浴びる。廣山をサイドバックに下げたのに、3トップに放り込んでくるなど何を意図しているのかよくわからない相手でもあれだけチャンスをつくられたのだから、もっと緻密な相手であれば逆転されていたに違いない。佐藤に救われた形だ。
 中盤がなくなればビルドアップもできるはずがなく、ただあさっての方角に蹴るだけになる。しかも砂川、西谷のコンディション上の理由もあったのだろうが交代策(とそれに伴う配置転換)はことごとく裏目。これだけ流れが悪い中でちょっとしたきっかけからボールを深い位置まで運んでハイプレッシャーをかけ続け、ダメ押し点を奪ったことは評価できるが、それにしても押し込まれる時間が長過ぎた。やはり受けてしまってはこのチームはいいプレーはできない。相手の時間帯に何ができるか、どれだけ反攻を受ける脅威を与えられるか、が課題として残った。

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