« 2006年6月25日 - 2006年7月1日 | トップページ | 2006年7月9日 - 2006年7月15日 »

2006 FIFA World Cup Semi-final:France 1-0 Portugal

 ポルトガルはCFにフランスの強靭なDFを背負ってクサビを受け切る力がなく、中央にスペースができないのでデコもマニシェも上がってこれず、いつものような流動的な攻撃ができない。必然的にボールはサイドにばかり流れるが、フィーゴやクリスティアーノ・ロナウドがいくら健闘してもやはり真ん中が弱いのでチャンスにならない。先制されてからは、焦りからかポジションチェンジも出ず、得意のドリブルもパスワークもなく最も確率の低いロングボールを繰り返すばかり。交代といっても先発と同じタイプで、かつ力の落ちるシモン、ポスチガでは局面を打開することはできなかった。パウレタに前線を託さざるを得ない状況では、ここが限界だったのか。
 フランスの戦い方は首尾一貫している。一騎当千の強者が揃う守備ブロックが守備に専念すれば、どこでも得点することは難しい。この試合でも前半、相手の両ウィングの個の力で崩される場面はあったが、センターでマークが外れることもなく、まったく危なげなかった。結果が出続けていることによって「失点しなければジダン、アンリで何とかしてくれる」「1点あれば勝てる」という意識が浸透し、さらに集中を高めることにつながっているのだろう。
 もし、決勝でリスクを冒さざるを得ない状況になったときにベンチ、選手がどう対応するか。その意味ではイタリアが先制した方が試合は面白くなるかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006 FIFA World Cup Semi-final:Italy 2-0 Germany

 中2日にもかかわらず双方とも前半から中盤でプレッシャーを掛け合い、互いのゴール前を往復する展開だったため後半早々に足が止まる。そうなると前線が1人のイタリアより、2人いるドイツの方がサポートを必要としないコンビネーションで崩せるチャンスは多くなる。実際、クローゼとポドルスキは距離感、位置関係とも抜群で、2人だけでもチャンスをつくれるし、2人にDFが集中して空いたスペースにサイドの選手がフリーで走り込んでできたチャンスも相当あった。ポゼッションはイタリアだったかもしれないが、決定機自体はドイツの方が多かったはずだ。それだけにシュートの精度を欠いたことが響いた。
 イタリアは特に前半、ピルロがフリーでボールを持つ機会が多かったが、トニやトッティがハードマークに遭っていたため縦に入れられず、裏を狙うパスばかりで攻めにメリハリを欠いた。後半はカウンターに出る体力すら残っていなかったようで、失点を防ぐのが精一杯。流れを変えたのは交代で、延長で入ったイアキンタやデル・ピエロが高い位置を保ってボールを引き出し、ジラルディーノも含めたコンビネーションでチャンスをつくり出す。2点目もこの形だったし、彼我の状態を計算し尽くした完璧な交代策だった。姿を消していたクローゼを引っ張り過ぎたドイツとのベンチワークの差が明暗を分けた、といっていいのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006 FIFA World Cup Quater-finals#2

Portugal 0-0(PSO 3-1) England
 双方とも集中力が高く、攻める気はあっても攻め込めない、にらみ合いのような展開がしばらく続いた。それがルーニーの退場でどう変わるか、というところだったが、流れが良くなったのはすることが明確になったイングランドだった。クラウチに当ててからの中盤のサポートが速く、ハーグリーヴスやレノンの健闘もあって数的不利をまったく感じさせない、むしろ押し気味の展開だっただけに何度もあった決定機を逃し続けたのが響いた。
 ポルトガルはいくら優秀なサイドアタッカーがいてもパウレタやポスチガの存在感が希薄で、デコも不在とあって中央からの攻めに迫力を欠き、シュートこそ多かったものの多くは確率の高くないミドル。これでは得点するのは難しい。

France 1-0 Brasil
 アンリのスピードが怖かったのか、ブラジルは開始から8人で守るばかりで、攻撃といえば、ロナウジーニョとロナウドに「何とかしてくれ」と言わんばかりに蹴るだけの消極的なプレーに終始する。確かにフランスのカウンターを殺すことには成功したが、自分たちが本来すべきフットボールまで殺してしまった。失点してからのプレーを見れば、できなかったのではなく、意図的にやらなかったのだろう。パレイラは致命的で、かつ信じ難いミスを犯した。相手が嫌がるのは何か。ブラジルが攻めることを放棄して、何を表現できると思ったのだろう。走るたびに地響きが聞こえてきそうな選手を最後まで引っ張ったことも含め、不可解極まりない。
 フランスは大いに助かったに違いない。苦戦を強いられるはずの中盤を我が物にでき、最終ラインへの負担もほとんどないに等しい状態が試合の半分以上続いたのだから。このことは得点後の時間を守り通すための大きなエネルギーになったはずだ。ただ、攻撃は相変わらずのワンパターンで、ジダンとアンリとリベリのカウンターしかない。このセットで点が取れているからいいものの、取れなければおしまいだろう。こんな綱渡りのような状態が、そう長続きするとも思えないのだが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006JサテライトリーグAグループ第6日 札幌0-0大宮@宮の沢白い恋人サッカー場

*双方ともに局面ごとにボールホルダーとパスレシーバーしかプレーしておらず、フットボールとしての見応えは皆無。大宮のメンバーの大半が20歳そこそこの選手やユースの選手であったことを考えれば、札幌の方がこの事実を深刻に捉えなくてはならない。疲労が蓄積しているわけでもないのに、これだけ走らない、連携もない、では試合出場など望むべくもない。

*相手がユースに毛が生えたようなチームで、連携が乏しいので難しいことをしなくても決定機が訪れる。取れなかったのはシュートが下手だから。特に清野は見事としか形容しようのない外しっぷりで、ゴールの枠が1メートル横に見えているのではないか、と思わせるほどだった。

*公式戦同様の中6日で復帰2試合目を迎えた上里。開始30分ぐらいまでは存在を確認できたが、それ以降はセットプレー専用の指名打者のごとき有り様。当然といえば当然だがコンディションは戻りきっていないようで、トップのスケジュールに組み込めるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006J2#25 湘南2-1札幌@平塚競技場

 マイボールになっても誰もボールを引き出そうとしない、ルーズボールは全部相手にプレゼント。これで勝ったら奇跡である。相手が良かったのではない。こちらが悪過ぎたのだ。4連勝でいい気になっていたとしか思えない。誰も動かないから、親切にも相手が下がり切るまで最終ラインでボールを回し続けることになり、無理なパスをさらわれてカウンターを食らう。前線も、たまにボールが来ても格好をつけたプレーで球を失う石井、手前勝手なプレーで球を失うフッキ。役に立たないのならまだしも、害にしかなっていなかった。交代選手も技術の低さ、戦術眼のなさを露呈しただけで、先発した選手より走れない者さえいた。
 選手が自分の頭で考えていないから、何度も同じ過ちを犯すのだろう。2度の水戸戦、この試合。引いた相手を崩すのに何をすればいいのか、高校生でも知っていることをやろうともしないし、カウンターしか狙っていない相手に、親切極まりないことに中盤でのミスからゴールをプレゼントしてしまう。昇格だか定着だか知らないが、「支持待ち族」の集団が球を蹴っているだけの現状では、J1なぞ夢のまた夢だ。短いスパンでいいゲームができても、こんな意識レベルではどこかでボロが出る。それを選手が悟らない限り、何年かかってもいい結果を出すことはできないだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年6月25日 - 2006年7月1日 | トップページ | 2006年7月9日 - 2006年7月15日 »