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05-06 UEFA Champions League Quarterfinal #2

AC Milan 3-1 Lyon(aggregate 3-1)
 リヨンは相手のミスに付け込めず、自分たちの3度の致命的ミスをことごとくミランにモノにされた。このレベルではこういったところが勝敗を分けてしまう。いくらゲームを支配しても、フットボールに判定勝ちはない。2試合を通して、取るべきところで取れなかった(取りに行かなかった)ツケを払うことになった。ミランはチームの格、経験値といったところから来るしたたかさで相手を上回ったが、それ以上のものを見せることはできなかった。

Villarreal 1-0 Inter(aggregate 2-2)
 番狂わせでも何でもない、スコア以上のビジャレアルの完勝。ソリン、タッキナルディの戻った中盤はモビリティを取り戻して一方的な支配力を発揮し、リケルメはインテルの守備陣の手に余った。インテルは猛烈なプレスで押し込んだ立ち上がりにアウェー・ゴールを奪えなかったことで勝機を失った。残りの70分間に彼らが勝てる要素は何一つなかったといっていい。返す返すも初戦で3点目を取りにいかなかったことが悔やまれる。
 
Barcelona 2-0 SL Benfica(aggregate 2-0)
 ベンフィカに勝機がなかったわけではない。前半からロングカウンター主体とはいえ何度か好機はあり、70分すぎぐらいからは中盤でのターンオーバーが相次いだが、攻めにかける人数が少な過ぎて攻め切れなかった。バルサはやや重心を後ろに残したような戦い方ではあったが、好機とみるや後方からでも次々と飛び込んでくる攻撃は迫力十分。決定機の数でも上回った。また守備陣もミッコリやシモンのスピードに対しては数的優位を保ちながら概ね落ち着いた対応を見せていた。
 
Juventus 0-0 Arsenal(aggregate 0-2)
 事ここに至っても、ユーヴェの攻め手はロングボール一辺倒。カルチョの世界では通用するのかもしれないが、外に出れば古色蒼然とした戦術にすぎない。人数はいたが有機的なコンビネーションは最後まで見られず、オフサイドを量産するのみ。ネドヴェドが消えた瞬間からは戦意すら喪失してしまった。アーセナルはロングボールやクロスを慎重にケアしながらアンリとセスクを軸に鋭利なカウンターを仕掛け、ブッフォンを脅かし続けた。この名GKがいなければユーヴェはさらなる醜態をさらしていたに違いない。

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2006J2#7 札幌3-0草津@札幌ドーム

 最も良かったのは、前に向かう姿勢を失わなかったことと、全力を尽くしきったこと。当たり前のことではあるが、連敗中には決定的に欠けていたものだ。
 もちろん、気持ちだけで相手を圧倒できるはずはない。西谷にボールが収まることで周囲の連動が促され、それがうまく行くことで動きの質も量も上がっていく好循環が生まれていた。特にフッキがサイドに流れて空けたスペースに芳賀や砂川が飛び出す攻撃は効果的で、ラストパスのタイミングや質さえ合っていれば、ボールを受けた時に落ち着きがあれば、相手のミス絡み以外でももっと点が入っていたはずだ。言い尽くされたことではあろうが、それこそが得点を挙げるための課題だということになる。練習や試合を重ねることによって克服していくしかない類のものだろうが、今後は人も固定されることが予想されるのでコンビネーションを高めていってほしい。
 守備面ではクサビへの対応が甘く簡単に相手に展開を許す場面が散見され、セットプレーやクロスに対してもファーをがら空きにしてみたり、真ん中の選手を見失ってみたりと集中を欠いたようなプレーが目立った。この点に関しては昨季からずっと同じ種類のミスを犯している。そろそろ学習してほしいものだ。また、相手が3トップにしてきた時に最終ラインが数的同数の状態で対応する時間帯が10分ほど続き、危ない局面が何度もあった。ベンチの指示がある前に自分たちで考えて修正してほしかった。
 元々競技面での方向性は間違っていなかったわけで、課題を克服しながら常にこの日のようなテンションでプレーできればチームは安定軌道に乗っていくのではないだろうか。

選手寸評

MF#8 砂川誠
 久々に「本来の砂川誠」を見ることができた。味方がつくったスペースへトップスピードで飛び出そうという意識が高く、相手の守備を混乱に陥れ続けた。シュートを抑えて枠に飛ばすことができればもっと良かった。

MF#18 芳賀博信
 前方深い位置のスペースを他の選手に譲って自身は中央へのカットインやゴール前への飛び出しを繰り返し、タメをつくって周囲の攻撃参加も促した。フッキに取らせたい、という意識もあったのだろうが、シュートへの積極性がもう少し欲しかった。

MF#29 西谷正也
 対面の山崎や斎藤を弄ぶかのような突破を見せ、左サイドから面白いようにチャンスを量産。浅い位置ではシンプルに散らして周囲のスピードアップを促すなど、攻撃の中心軸として猛威を振るった。一つ持ち過ぎてラストパスのタイミングがずれることが何度かあったのは修正点。

FW#10 フッキ
 中央でのゴリ押しが影を潜め、サイドに流れることによって起点をつくった。やたらに下がってくることもなく、周囲を使いながら肝心なところでは突破力を発揮してフィニッシュに持ち込む場面も多かった。得点を欲する気持ちが強すぎたのかシュートが当たっていなかったが、幸運な形で最後にゲット。これで次戦からは精神的に楽になるだろう。

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