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2006J2#37 山形0-0札幌@べにばなスポーツパーク

 Jリーグ史上、有数の凡戦だろう。ともに立ち上がりから集中にも緊迫感にも欠け、ボールホルダー以外はプレーしていないし、ターンオーバーの大半はイージーミスによるもの。札幌にとって幸いだったのは、山形が中盤でミスを連発していたことによって最終ラインの集中切れを露呈せずに済んだことぐらいだろうか。後半もミスからのカウンター合戦で、しかも広大なスペースをまったく生かすことができない。お世辞にも質が高いとは言い難かった。また、双方の監督の動きが遅い上に同じポジションの選手ばかりを代えて試合の流れを変えようとしなかったことも、面白くなさに拍車をかけた。
 90分間を過ごすのが苦痛で、「早く終わってくれ」と願い続ける、という体験は、しようと思ってもなかなかできるものではない。とはいえ、我々は苦行を積むためにスタジアムに来ているのではない。フットボールを観に来ている以上、こんなスポーツとすら形容できないような代物を見せられてはたまったものではない。双方の選手に、プロと名乗るのにふさわしいものを見せられるよう研鑽を積むことを求めたい。
 札幌については、十年一日がごとき練習を緊迫感もなくやっていれば、こんな試合しかできないのも道理だろう。もはや今季の結果に期待できない以上、将来への光明が見えるような選手起用、戦い方もあるのではないか。緊迫感のなさ、不甲斐なさをマスコミのせいにしている暇があるのなら、選手をもっと厳しく鍛えることを考えるべきだ。

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