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2006J2#34 札幌3-1仙台@厚別競技場

 仙台は、いつも通り日本人で守って外国人で攻める。守備は常に下がりっ放しで、ほとんどの日本人はマイボールになっても相手陣内に攻め込む姿勢を見せない。つまり、札幌にとってはボールを支配できる状況。それを生かすためにはスペースをつくる動きや、ポジションを崩してマークをはがす動きが必要になるのだが、それこそが今の札幌に最も欠けている部分なわけで、実際そういう動きができていたのはコンディションが戻った芳賀と西谷だけだった。いくら彼らが頑張って動いて崩そうとしても、真ん中の動きや反応が鈍く、ダイナミズムも足りないのでは、ラストパスすら出すに出せない。
 それでも、前半は仙台の外国人を確実に抑え込んでおり、怖いのはセットプレーだけ、ということでその対応も悪くない。うまくやればそのまま逃げ切ることも可能だったはずだ。ところが、後半立ち上がり、守備陣が足も思考も止めてしまう悪癖が現れる。クリアを拾われてクロスを上げられ、シュートを打たれるまで5人も6人もいるのに誰も何もしない、ただの見物人と化すなんてことがあっていいはずがない。プロというよりフットボール選手にあるまじき失態だ。こんなことを毎試合のようにやっているから、いつまで経っても順位も士気も上がらないのだ。
 実際、これで攻撃陣の士気が下がったのか、その後はリスクを冒すことがなく、ダイナミズムもない、ボールも追いかけない、目立つのはフッキのスタンドプレーばかり、という極めて退屈な内容。ところが、曽田の退場(ボルジェスにしてみれば「してやったり」というところだろうが、転んだ曽田をよけてゴールに向かわれた方がよほど怖かった)によってやっと仙台が攻める気になって、前がかりになったおかげで欲しかったスペースが手に入る。そこに火をつけたのが石井だった。ゴールではない。その少し前の猛烈なチェイシングでゲームの雰囲気が変わったのだ。引っ張られるように上里が、鈴木が前への意識を強め、相手に襲い掛かる。結局これがゴールにつながった。
 上里や鈴木には、これだけできるのなら最初からやってほしいし、他の選手も含めてそれができる者にこそ試合出場の機会は与えられるべきだ。頻繁に集中を切らす者や、自分が上手いと思い込んで独り善がりなプレーばかりする者は必要ない。次節は2人が出場停止になるので、枠が空く。ここにそういった気持ちを持った選手を選択するかどうかで、結果が決まるのではないだろうか。

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