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2006 FIFA World Cup Final:Italy 1-1(PSO 5-3) France

 後半、確かにフランスはボールを支配していた。しかし、攻めることはできていなかった。攻撃らしきもののほとんどはアンリの単騎突破で、サイドを破っても中央には誰もいないか1枚。これでイタリアの集中した守備を破ろうとは、虫が良すぎた。事実、唯一といっていい決定機はジダンの飛び出し。もっとこういった動きをしていれば栄冠は彼らの手に渡っていたかもしれない。リスクを極端に減らしたプレーでここまで来たが、最後にリスクを恐れ過ぎたことによって勝機を逃した、と言えはしまいか。
 イタリアは引いた相手を崩す術を得られないまま後半早々に足が止まり、猛威を振るってきた交代策も周囲が動けないのでは効果が薄い。モノをいったのは伝統のディフェンスだった。非常識とさえいえる運動量でバイタルエリアを制圧したガットゥーゾ、再三にわたって驚異的なカバーリングを見せたカンナヴァロ。他の選手も一時たりとも集中を切らすことなくコンパクトなライン、正しいポジショニングを保ち、特にボックス内では完璧なプレーを見せた。
 オーストラリア戦、ドイツ戦、この試合。確かに大会を通して従来にはなかった攻撃性も目に付いたが、真の勝者はこの3試合で見せ付けた、身に染み付いた「守備の文化」だと言っていいだろう。

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