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2006J2#23 横浜FC1-2札幌@三ツ沢公園球技場

 前節のレビューで、「走る者が勝つ」といったようなことを書いた。当然、逆もまた真なりで、走らないでまともなプレーをすることは難しい。この試合の札幌は、立ち上がりからまったく走れない。中3日であることや、湿度が高いこともあったのだろうが、ワールドカップを見てロナウドに触発されたのではないかと思うほど走らなかった。当然、中盤のフィルターが効かずに最終ラインが簡単にさらされる。その最終ラインもまったく集中力を欠いており、クサビに対するアプローチが甘く、飛び込んでくる選手へのマーキングなぞ存在しないも同然でことごとく後手を踏み、危ない場面の連続。失点につながったCKは明らかな誤審だったが、それがなくても失点していたはずだし、1点で済んだのが不思議なぐらい。攻撃でもまったく形をつくれず、ただ蹴るだけの状態になっていただけに、相手の集中切れを突いたスローインからのゴールは貴重だった。
 後半に入っても、運動量こそ多少増えたものの相変わらず集中力が欠けている。マークを外して立て続けに決定機をつくられ、立て続けにバーに救われる。あり得ないようなラッキーが続くうちに、横浜の運動量が落ちてくる。前半から飛ばしていたので当然といえば当然なのだろうが、落差があまりに大きかった。そうなるとやっと目を覚ました札幌が一方的にボールを支配し始め、再三サイドのスペースにボールを送り込んでチャンスをつくるが、例によってラストパスの精度だったりシュートへの意識が低かったりで点にならない。得点できなければダメージが大きそうな展開だっただけに、最後のゴールは大きかった。
 「昇格」を口にするのであれば、こういった内容の悪い試合を拾えたことは大きい。ますます次の東京Vには負けられなくなった、とも言える。中2日とはいえ次はホーム。きっちりリカバリーして、週末は最初から最後まで走り切れるようにしてほしい。
 
選手寸評

MF#14 鈴木智樹
 休養十分なはずなのに、まったく走れず、当たりは軽い、展開のパスも出せない、と何一ついいところがなかった。代わった西嶋が(相手の失速があったとはいえ)堅実なプレーを披露しただけに、立場が危うくなったかもしれない。

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