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2006 FIFA World Cup Round of 16#4

Brasil 3-0 Ghana
 強い、といえば強いのだろう。これだけ運動量が少なく、ボールは一方的に支配されているのにこのスコアで勝ってしまうのだから。普段のような分厚い攻めは影を潜め、チャンスはカウンターばかり。そこで見せた精度の高さ、動きの的確さ、決定力こそが王国の王国たる所以なのだろうが、それ以外は音沙汰なしで、守備でもラインが下がりっ放しでガーナの優柔不断さに助けられただけ。そろそろ目を覚まさないと連覇は覚束ないものとなろう。
 ガーナは終盤こそ裏への飛び出しを多用してチャンスを量産したが、それまでは最終ラインの前まではボールが回ってもフィニッシュへの動きがかみ合わなかったり、判断が遅かったりでポゼッションで圧倒している割に決定機はほとんどつくれなかった。また、ボールにプレッシャーがかかっていないのに安易にラインを上げてロナウドのゴールを「アシスト」するなど、何度かあったチームとしての連動性を欠いた場面が致命的だった。全般的にはよく走っていたし、プレッシャーも厳しかっただけに惜しまれる。

France 3-1 Spain
 スペインは、点を取れなかったことに尽きる。本来なら2トップの近くでクサビを受けるべきラウルが下がり過ぎでまったく絡めず、他の選手もサポートに行かずにFWが孤立する。ゲームメーカー・タイプばかりを並べた中盤も、前への意識が乏しく引いた相手を前に無為に横パスを回すばかりで、チャレンジは見られずじまい。交代で入ったルイス・ガルシアが動き回ってスペースを生み出した時間帯はチャンスだったが、そこを積極的に突こうとした選手はいなかった。守備では厳しいプレス、タイミングのいいオフサイドトラップが機能し、大きな破綻はなかっただけに、スペインらしからぬ攻撃での消極性がもったいなかった。
 フランスは「カテナチオ」という言葉をを思い出させるような、がっちり引いて前線のタレントに託す戦い方。強力なDFを揃えていることを考えれば現実的なのかもしれないが、かつての華麗なフットボールは見る影もなかった。次のブラジルの個人技の破壊力は今日の相手の比ではない。同じ方法が果たして通用するのか。

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