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2004シーズン総括(チーム編)

 リーグ戦の開幕から8月半ばまでは、評価の対象外。選手が監督に言われたことを消化できず、およそ30試合にわたってフットボールと表現するのもはばかられるようなものを見せ続けたのだから。負けなかった開幕数試合にしても、相手側の戦術的混乱などの幸運に助けられた側面が強く、(現在のプレーから見て)チームとしての動きができていたとは言い難い。
 30節前後になって、ようやく目指すスタイルの片鱗が見えてくる。常にポジションを動かしながらトライアングル(スクエア)を形成し、できたスペースにまた人が動いてボールを受ける-というもの。その形ができていれば、ボールを失ってもそのままプレスに移行できるため、この時期を境に完全に崩される場面が急激に減少している。前からの守備が安定すれば最終ラインにも余裕ができるので、それまで信じ難いようなミスを連発していた曽田、西澤といったあたりのプレーも大幅に改善された。また、30節台ではまだ試合ごとに(試合の中でも)出来、不出来の波が大きかったが、最後の5試合ぐらいはそれもなくなり、常に安定したパフォーマンスができるようになっていた。
 それでも勝ち数は一向に伸びなかった。ポイント、ポイントで守備陣の致命的なミスなどによる失点があったことも一因だが、それでも失点は1試合1~2点の間に収まっている。やはり得点できなかったことに尽きる。ボールサイドに人数をかけ、ポジションチェンジも絡めたコンビネーションで崩すことまではできるようになったが、その次以降のプレーの精度が低過ぎた。また、中央でボールが収まってからの展開が少なかったため相手DFにとっては守りやすかったのではないだろうか。シュートへの意識も特に中盤より後ろの選手に高まってきてはいるが、枠に飛ばないのではこけおどし程度の効果しかなかった。
 さらに、天皇杯で対戦した磐田などと比べると攻めるべき時にかける人数が常に1~2枚少ない。メリハリや緩急も感じられないことが多かった。状況判断やポジショニングを的確にすれば、バランスを崩さずに人をかけることは可能なはず。ラストパスの出し手、受け手の選択肢を増やすためにも攻めの意識を高く持つようにしてほしい。
 来季は戦術、戦略面でのドラスティックな変更はないだろう。今季築いたものにどれだけ上積みしていけるか、ということになる。守備ではくだらないミス、集中力の欠如を減らすこと。コーチングができていない場面も多々見受けられたので、コンビネーションの確立も重要になってくるだろう。攻撃では得点パターンをつくること。流れの中でどう崩すか、ということをより突き詰めるのはもちろん、工夫も精度もなかったセットプレーの改善にも期待したい。もちろん、個々の選手が質の向上を図ることが最も重要であることは言うまでもない。

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