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2005J2#40 福岡3-0札幌@博多の森球技場

 選手のみならず、ベンチも未熟であることを示した一戦だった。後半の立ち上がり、次々とルーズボールを拾って波状攻撃を仕掛け、得点も時間の問題かと思われたところで岡田を外して中山を投入した場面。中盤を1枚減らしたことによってプレスが機能しなくなり、逆に流れを失ってしまった。このチームが戦っていく上での生命線である中盤でのゲームメイクを放棄した時点で試合は終わったといってもいい。また、この2年間、およそ90試合を戦ってきた中で選手たちが自分の判断でプレーすることができないレベルであることもわかっていたはずで、マストウィン・ゲームで練習でもやっていないような形を機能させることなぞ到底望めないことも想像がついたはずだ。
 もちろん、選手の甘さも目に余るものだった。砂川や西谷にボールが入ったときに誰も反応せず、「お任せ」といわんばかりの姿勢を示し続けた中盤、前が空いていてもパスばかり選択していたFW陣。スペースに動く、シュートを打つ。最低限のすべきことをしなければ勝てる道理はない、ということは何度も痛い思いをして学んでいるはずなのだが…。気持ちが入っているのは伝わってきたが、フットボールをプレーしようとしないのではどうしようもない。
 しかも、緊迫した展開だった前半、不必要なファウルとマークミスを立て続けに犯した選手がいた。ミスをした方が負けるような展開で、(他に選択肢がない、という理由であっても)不動のレギュラーといっていい者がやってはいけないことをする、というのも学習能力の欠如ぶりを示している。「彼」の場合、特にその傾向が顕著であり、そろそろ見切り時を考える必要があるかもしれない。
 ミスのみならず、一つ一つのプレーの選択のレベル、質においても福岡に大きく劣っていた。福岡とて決して出来が良かったわけではないが、それをカバーできるだけの余裕がチームとしてあった。「膨らみきった風船」のような状態でゲームに望まざるを得なかった札幌とはその時点で大きな差が存在した。選手の質、精神面、層の厚さなど、まだトップカテゴリーで戦うことが許されるレベルにはない、ということだ。今後に向けて、フットボールの質を安定して高いレベルで保てるようになるために何をすべきか。個々がそれを突き詰めて、口ではなくプレーで表現できるようにならないといつまで経っても強いチームはできないだろう。

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