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2005J2#1 甲府2-2札幌@山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場

 前半は惨憺たるものだった。権東が上がりっ放し、田畑が下がりっ放しでプレスをかけることができず、ミッドフィールドの中央に巨大なスペースを与えてしまう。甲府はボールホルダーへのサポートが速く、頂き物のありがたいスペースを存分に使いながら札幌の選手が寄せる前にボールを回して簡単に数的優位の局面をつくってしまう。特に岡田のポジショニングが中途半端だった右サイドが徹底的に狙われ、西澤、池内、田畑がカバーに入るが今度はそこでの守備が軽く(特に田畑)、簡単にクロスを上げられてしまう。CB2枚とボランチ1枚がサイドに引っ張られれば中央が薄くなるのは道理で、そこでは小倉やバレーがフリーかそれに近い状態で待ち構えている。オフサイドやポスト直撃に救われたとはいえ、これだけ崩されておきながらカウンターによる1失点で済んだのは奇跡的だとしか言いようがない。
 後半に入ると多少は中盤のポジショニングが修正されてプレスがかかるようになり、サイドを崩される場面は減ったが、それ以上に甲府の動きが落ちたのに助けられた感が強い。しかも、それにもかかわらず、セットプレーの流れで集中力を欠き、フリーでクロスを上げさせてのオウン・ゴールで失点したとあっては、本来ならポジティブな結果を持ち帰る資格などなかったはずだ。
 攻撃では、90分を通して何もできなかったといっても過言ではない。回すでもなく、裏を狙うでもなく、クサビをきっちり入れてから展開を狙うわけでもない。誰かがボールを持っても予測もサポートも動き出しもないため、ただ蹴る羽目に陥る。そこにはチームとして何をしたいのか、どういったイメージで攻めるのかといった意図や狙いは見られなかった。中山の不在は言い訳にはならない。ベースは昨年のうちにできているはずなのに、ほぼ同じメンバーがそれすらも発揮できていなかったのだから。当然、崩した場面は皆無で得点は相手GKのミスとセットプレー。しかも決定機といえるような場面もこの2回のみ。決定力が増したというよりは単なるラッキーだと言うべきだろう。
 この内容では悪い時期に逆戻りだ。違うのは、それに見合わない結果がついてきたこと。幸運があるうちに目指す形を取り戻さないと、昨年の轍を踏みかねない。やり方は頭には入っているはずだ。早急にコンディションを取り戻して(調整に失敗した時点でプロ失格、とも言えるが)それをピッチ上で表現できるようにしてほしい。

選手寸評
GK#28 髙原寿康
判断が遅く、飛び出すタイミングを誤ってはボールに触れないことを繰り返してゴールを危機にさらし続ける。ファイン・セーブもあったがそれ以上にネガティブな側面が目に付いた。試合勘の問題なのか、そういう選手なのか。選択肢がほかにない以上、しばらく見守るしかないのか。

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