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2005J2#30 甲府0-1札幌@小瀬スポーツ公園陸上競技場

 このチームとしては珍しく、戦略通りに90分を運ぶことができたと言える。蒸し暑さもあったのか、前から行かずにある程度までゾーンを下げて、相手が自陣に入ってきてからプレスをかける。いわゆる「回させている」形で、守備の局面では単純に下がるのではなくラインを保っていたため常に数的優位を保つことができており、単純ミスもなく、失点する要素は少なかった。バレーの負傷退場が幸運だった面はあるにせよ、彼がいる間もそこまでボールを供給させていなかったし、集中を保つことさえできれば変わらない結果を出せたのではないか。
 攻撃では、早い時間帯に得点できたこともあって特に前半は見どころが少なかった。リトリートの意識が強過ぎた故か、ただ蹴るだけで前にボールが収まらず、サポートもない。そんな中、2トップだけで崩しかけた場面が何度か見られたのは収穫と言えよう。
 後半に入って、一部の時間帯はボールも人も動く本来の形で攻めることができ、急造CBと思われるアライールの裏を突いて何度か決定機を得たが、そこでも得点できない。終盤のカウンターの好機でも同様だった。この日については単なる選手の技量不足によるものだ。中山など、練習で見せるのとまったく同じような外し方をするのだから笑ってしまう。練習でできないことはやはり試合でもできないのだ。こうしてみると、やはり課題は攻撃ということになる。個々の技術の向上、後列の手厚いサポートなどを実現していかないと今後も心臓に悪い試合を繰り返すことになるだろう。
 ただ、普段とは異なったやり方で試合を運び、勝ち切ったことは大きな自信になるのではないだろうか。戦術的な柔軟性を得たという点でも今後につながる試合だったといえよう。

選手寸評
DF#3 西澤淳二
 開幕戦と同様、長谷川や石原のスピードについていけず、再三突破を許した。失点するとしたらここから以外にはあり得ない、と思わせるほどの惨状で、甲府も明らかに狙っていた。これだけ経験のある選手が何度も同じようなやられ方をするのはいただけない。位置取りなど工夫すべき点はいくらでもあったはずだ。
FW#30 デルリス
 前を向こうという意識が強すぎるのか、クサビを受けるや否や振り向こうとして何度もボールを失っていた。ただ、そういったプレーがうまく行った何回かは決定機を演出できていたし、それ以外でもいいタイミングで裏を狙ったり、視野の広さを生かしてサイドチェンジを決めたりと、コンディションの上昇とともに周囲との連携も向上しつつあるようだ。あとはゴール前で勝負できるような動きが欲しい。これができないと獲った意味がなくなってしまう。

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