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2004J2#42 川崎2-0札幌@等々力陸上競技場

 立ち上がり、札幌が市原戦のいい流れそのままにゲームを支配する。川崎はボランチにプレスがかかっているため、サイドへの展開もままならず前線めがけて蹴るだけ。いかにジュニーニョといえども常時2人、3人を前にしてはなかなか決定的な仕事をこなせない。札幌は攻撃でもサポートが早く、サイドで数的優位を作ることができていた。しかし、クロスの精度に難があったり川崎のCB陣に跳ね返されたりでなかなかシュートまで持ち込めない。
 その後川崎も持ち直し、徐々にジュニーニョにいいボールが入りだして札幌陣内でのプレーが増えてくる。とはいえ川崎の攻撃はジュニーニョに始まりジュニーニョに終わる。この背番号10さえ前を向かせなければそう危険なことはない。ただ、セットプレーでは立て続けにマークを外し、フリーで決定的なシュートを浴びる。ここ最近、CKなどでフリーの選手をつくるケースが目立つ。しかも、最も注意すべき部類の選手を。同じ過ちを繰り返すのはプロとして上等とは言えない。もう一度スカウティングからしっかりし直す必要があるのではないか。
 均衡を破ったのはミス。ラインを上げ切ったところに、DFがあろうことかジュニーニョにパスしてしまう。あっさりと我那覇に通され失点。その直後にも凡ミスからもう1点。リーグ戦も40試合を過ぎたというのに、こういったプレーがいまだに1試合に数回は出てしまう。当然、原因はわかっているのだろうが、わかっていてもできないのなら同じことだ。やっと、1つのミスが試合の帰趨を左右するようなレベルになってきた、という言い方もできるのだろうが…。
 これで川崎に余裕ができる。後半は下がってカウンター狙い。札幌も猛攻を仕掛け、何度かは川崎をゴール前に釘付けにする場面もあったがゴールは割れない。また、苦しくなった川崎DF、特に佐原と谷口がラフプレーを連発していたにもかかわらずレフェリーがそれを流し続け、こちらの些細なファウルに笛を吹くためそこでプレーが切れる。最後の方は攻め疲れた形になり、攻撃の選手を次々と投入したあおりで中盤の守備が甘くなってカウンターを食らう。結局、1点も奪うことなくタイムアップの笛を聞くこととなった。
(ところで、よその選手ではあるが、佐原のプレーぶりはいただけない。クサビへのマークは100%後ろからつかむ、引っ張る。空中戦では相手の肩に手をかける。裏を取られたらどうするかは言うまでもない。こんな奴にプロを名乗る資格はない。1枚もカードをもらわなかったのが不思議なぐらいだ) 結果こそ従来どおりだったが、攻めに出たときのスピードは明らかに速くなっているし、的確なサポートでパスコースを作っている場面が多く見られるようになって来た。VゴールとはいえJ1相手に勝ったことが自信になっているように見える。ボランチを2枚下げて攻撃の選手を投入した交代も、数カ月前ならまず見られなかったもの。柳下監督もバランスを崩さないという確信が持てたからこそ、そういう策に踏み切ったのではないか。この日はうまく行かなかったものの、ポジションチェンジのパターンなどオプションは増えてきている。一歩一歩、階段を上っているのは間違いなさそうだ。あとはつまらないポカをなくして内容の伴った試合を続けること。そうすればまたステップを上がれるはずだ。

選手寸評:致命的なミスを犯した選手以外は、いずれも平均点前後の出来。良きにつけ悪しきにつけ特定の誰かが目立たず、かつチームとしてアベレージ以上の内容を見せることができたのは収穫といえるのではないか。

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