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2004J2#40 仙台1-1札幌@仙台スタジアム

 動きながらボールを回していこうという意図は、見えた。確かに体はそういう風に動いているし、これまでと違って右の選手が左に現れたり、ポジションチェンジの幅は広がっている。ところが、受ける前後の判断が遅いため、プレッシャーをかけられてパスがずれる。この日の場合、1本目のパスからして大きくずれるため組み立てどころではない。仙台が札幌ボールの時には全員が自陣に引いてスペースを消すような守り方をして、攻撃の時には佐藤、関口といったスピードのあるFWを前方に大きく開いたスペースに走らせる戦術を用いてきたため、敵陣に入ったときの札幌のパスはさらにつながらない。しかも、前節同様に安直な奪われ方をするものだから、まさに思うツボ。前半などは、まともに攻められない上に簡単に抜かれてピンチを招くなど、ほとんどフットボールの体をなしていなかった。
 さすがに後半に入ってしばらくすると、仙台の足が止まり、中盤にスペースができてくる。そこを突いて何度かゴール前には迫るのだが、シュートを打たないと点は入らない、ということを忘れているらしい選手たちはボックスに近づくと右往左往し、こねくり回すだけでまったく決定機に至ることがない。そうこうしているうちにこの試合で何度目かの同じような形で佐藤に抜かれ、先制される。それにしてもこの日のDF陣は悲惨だった。止められない、組み立てられない、では存在意義はゼロに等しい。
 先制後、電池切れに加え守ろうという意識もあってか、仙台が下がる。中盤に広大なスペースが提供され、組み立てが容易になる。それでも、シュートへの意識がない。低いのではない。打てるのにパス。フリーなのに向く方向は横。結果的に同点にこそなったが、もっと取れたはずだ。人任せにしてうまく行ったためしはない。しかも、なぜか得点後にラインを下げてしまう。この時間帯の仙台の状況からすれば、もう1点を取りにいくべきだった。それで相手を呼び込んでしまい、退場者まで出すことになったのだから何もいいことはない。自分たちが何を目指しているのか、いまだに理解していないのかもしれない。

選手寸評
DF#4 曽田雄志

 守ってはDFラインのそこら中にギャップを生じさせ、佐藤やシルビーニョにスペースを提供する。マーキングもおぼつかない。ボールを持てばボールが足につかず攻撃を遅らせ、横の選手にしかパスできない。挙げ句の果てに退場とあっては何のために出てきたのか。集中力がないのにも限度というものがある。
MF#29 金子勇樹

 前半こそ砂川が中に動いたスペースを埋めたり左サイドで攻撃に絡んだりと縦横無尽の動きを見せたが、後半に入って砂川の動きが上下動だけになると動くスペースも消え、姿を消した。また、権東がオーバーラップしたスペースを埋めきれないでピンチを招きかけるなど、彼だけの問題ではないとはいえ、周囲との連携に不安を残した。ここ数試合を見ての感想だが、もう少しプレーの質量ともに上積みがほしい。

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