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04-05 Liga Espanola#18

Mallorca 2-2 Deportivo@Son Moix
 大久保について触れないわけにはいかない。結果を残しただけではなく、高い評価を受けるに値するプレーだった。左右に流れながら裏を狙い続け、ルイス・ガルシアとのコンビネーションも良好。セカンドトップとして申し分のない動きを見せた。その相棒も得手とはいえないはずの基点となる動きをこなした上でサイドからのチャンスメーク、フィニッシュワークと獅子奮迅の働きで、この2トップがチームに縦への推進力を呼び込んだ。それによってプレスも高い位置でかかるようになり(ここではデ・ロス・サントスがボール奪取、組み立てにハイパフォーマンスを見せた)、クーペルが狙いとするショートカウンターも効果が増していた。それだけにちょっとした隙を突かれての2失点はもったいない。
 デポルはマウロ・シウバの衰えがそのまま中盤の機能性の衰退に結びついている。あれだけ中盤にスペースを与えてしまっては厳しい。後釜を探すのか、方法論から変えていくのか。いずれにせよ容易なことではなさそうだ。

Atletico Madrid 0-3 Real Madrid@Vicente Cardelon
 アトレティコはグロンキアが完璧にはまった。フェルナンド・トーレス以外の選手の攻撃に移った時の縦への速さ。まさにこれこそが足りなかったパーツだった。サイド突破のみならず、中に入っても仕事ができる。逆サイドのイバガサも中に入ることを好むため、真ん中が厚くなりサイドバックにはスペースが生まれる。まさにいいことづくめ。ここまでは堅固な守備組織だけで戦ってきたようなものだったが、今後は攻撃面でも期待できる。また、チーム全体が前に引っ張られるような形になったため、マルセロ・ソサ、リュクサン、ペレア、パブロといった守備陣もプレス、インターセプトと常に前で勝負できるようになり、ことごとく競り勝っていた。内容からすれば、スコアは逆になっていて然るべきだった。
 勝者はレアル・マドリーではなくイケル・カシージャスと言うべきだ。人海戦術でエリア内を埋め尽くし、縦に蹴るだけの「部活サッカー」には何の魅力も戦略性も感じられなかった。むしろ部活呼ばわりしては部活に対して失礼かもしれない。しかも、それでもスペースを与え、局面ごとに数的不利に陥り、決定機を量産される。攻守ともに全く組織的ではなく、カシージャスの個人能力で勝っただけ。監督が代わろうと、偶然や幸運に頼るという点において何ら変化は見られなかった。

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